ほのぼの・ノンフィクション学校物語!!
@ichigomirukukizitora
第1話 夜空の話
これは私のまわりで実際に起こった物語。
名前は変えていますが、もしかしたらあなたも、この物語の中にでてきているかもしれません。
小さい時から、私は少し変わっていたのかもしれない。
例えば、みんなは星が綺麗な夜が好きだと言うが、私は星がない空っぽな夜空も好きだった。
満開に光り輝く星たちは私には眩しすぎて、他の物が霞んで見えて。
何も無い、ただひたすら藍色が続く夜空は、隣にいる友達も、見慣れた景色も、スーパーからもれる光さえも、すべてを旅行先で見る景色のように輝かせている様に見えた。
理由は分からないが、涙が出そうになったことがある。
そして、高校生になった今でも、時々そんな風に見えることがある。
そういう時は大体、友達の話に返事をしないから、友達に心配される訳だが。
今もそうだった。
「初、大丈夫?」
「ん?」
「元気、無さそうだったから…」
自己紹介が遅れていたが、私は海野初という。
そして今喋っている彼女は、天白穂乃といい、小学校からの親友だ。
優しくてのんびり屋だけど、いざとなると頼りになるタイプだった。
少し心配性なのかな?今みたいにぼーっとしていると心配される。
「少しぼーっとしてただけ。」
「ふーん」
「ふーん」
「ふん!」
「ふん!」
「「あはは!」」
私たち二人は爆笑していたが、他の人が見たら意味も分からないしただの変な人だろう。
どうやら「ふん!」というのが最近の穂乃の流行りの様だ。
私もあまり意味は分からないが何かのゲームのキャラに似てるしふんふん言ってる穂乃が可愛いのでいつも乗っている。
そんな事をしながら、私たちは自分の家に帰っていった。
そういえば学校から家に帰る途中だったのだと今思い出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます