【三章】 相席は結婚とおんなじ
一 ネッサちゃん、ノアンちゃん、わたし、誰?
二
各階五十人
「六年生は来た
ネッサちゃんとノアンちゃんと
「
普段は仲良し。でも、「手を繋ぐ」とか「相席」とか「ペアを組む」とかに男女共同になると、敏感に拒否反応を起こしていた。
もし、男子と相席になっていたら、
一
わたしたちが
二階はもう
一階の
ネッサちゃん、ノアンちゃん。
「
「どうもです」
「六年十九
「キュウ。
「あっ、
僕、五郷君の
そこへ、五郷君が夏里君の前の
「ちょっと、ゴーゴー。
「僕は
「
「ウルサイ君の前に座る
「いやいや、五郷氏」
「五郷君、席
「五郷氏と
五郷君が「耐えろ、夏里氏」と小さな
「ウチに
淡島の
まあ、
うん。
ネッサちゃんが右側窓の
けれども、ネッサちゃんは帆立輪の
五郷君がネッサちゃんの
「
自分の息子が
あっ、五郷君の
「『彼は塾を
ズレる
五郷君の前で
「タンサ、ゴーゴーのモノマネ
どうしたって、
ネッサちゃんはタンサ君をからかいながらも、ジロリと五郷君と夏里君を
「淡島君は
僕
夏里君の
それはどこか、あの子に
そう
スッと、
「
もう、
「「「キャー!!!!ミッツー!!!」」」
「「「……」」」
バス一階の女子がキャーキャー
それとは
あの、「六年お
そう、わたしたち五の五十九は、四十クラスも
「よろしくね、窓塚さん」
……戦国君に
「おはよう、戦国君。
夏里君、どうしたの?」
相席している夏里君が座席から立ち上がろうとしていたので、そちらに自分の気を
「あー、リュックの中に
リュックは座席
わたしが
後ろへ引っぱられたリュックを
ガッ、ゴウン。
リュックから何かが
バス
「あっ……」
でも、戦国君から、「ごめん」の
「あのままだったら、女の子の頭に
夏里君、気をつけなくちゃね」なんて、キザな
わたしは
その
「お
「
「うん……」
「夏里君。
「良いの?」
「ついでに、
「
ほら。
わたしは
でも、五郷君のお友だち(塾仲間)の夏里君には飴をあげた。
これで、良からぬ
こんな
「夏里だっけ。
五郷と話すと、
集合時間
タンサ君のフォローもあって、夏里君の
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