二 結団式(前編)
「あっ、
(一階・二階はスイッチバックのエスカレーター。
六
給食でお
いつもの
六年五十九
あーあ、今ので、
「先生の
「タンサ、お
もう、帰りのチャイム
「トイレくらい
「タンサ、お
「『タンサ、お黙りー。タンサ、お座りー』って、
「
「
「そんな注文するか、
どうして、アンタはいつもいつもお馬鹿なことばっかり
ふざけていたら、明日の遠足
「
楓先生とタンサ
「はい、淡島君。
「先生、このお
「このお知らせのプリント。一年生から五年生に
ほら、ここ。遠足の
「「「あー、
クラスメイト
でも、六年生は違う。
「
はい、
筆って、
「先生が小学生の
「でも、メヌちゃん先生は『ペンケース』って言ってたよね?」
六年六十組担任で、
そりゃあ、
「メヌちゃん先生のクラスになれますように」って
あの
「おやおや、ペンケースではなく、『筆箱』ですか。
時代が
「タンサの言ってることは気にせず、
竹狩遠足のお知らせ
はい、
そこから、楓先生は教室の
「もう、お
チラホラ手を
「この
もしも持って来るのを
忘れたからと言って、
お知らせプリントには
明日の遠足は、
でも、
青銀竹そのものに酔ってしまう。
「俺、楓先生のババ
「タンサ!
「
五
今日の
「タンサって、あんまり
ネッサはタンサと六年間、同じクラスだったんでしょ?」
「まあね。
ウチはガキ二人のお
楓先生も言い
タンサって、お
でも、ああいうのがいるから、まあまあクラスもまとまるのよね~」
それにしても、ガキ二人って……。つまりは、タンサ君と楓先生のお守りってことね。
なるほど。
「それよりも、ノアンは何味にするか
「
でも、柑橘系って
キュウはどうするの?」
「キュウはお
「ううん。お兄ちゃんとは
「何言ってんの!
キュウは
酔い止め飴なんて、お子様
「ネッサ、
キュウ。それが、いるのよね?」
「うん。
このプリントで六年の
エウロパでの
かなり酔うと
「キュウが酔うならウチなんかゲロゲロ
「キュウの
ネッサだって、
「あれね~、
でも、三位が二十一人もいたのよ。
同じペースにならないように、ペース
ノアンだって、
「一年生二十人、
でも、
ちなみに。
キュウはそこで駆除活動したことある?」
「ううん。
ネッサは
「
ウチだって、
それにしても。
一般市民が竹を狩るだけで、地質調査になる?」
「
それ
あっ、ごめんね、キュウ」
「良いの、良いの。
「キュウじゃなくて、ネッサが『良いの、良いの』はおかしいでしょう」
ノアンちゃんが
「じゃあ。帰りの学級活動、おしまい」
「これでっ、帰りのっ、学級活動をっ、
「「「終わりますっ」」」
今日の帰りの
「じゃあ、モニター
モニター係の
竹狩遠足結団式は、各学級教室でそれぞれ
「六学年あるから、三十かける六十かける六で……えーっと~、ねえねえ」
ネッサちゃんは
「『ねえねえ』って
「ゴーゴー、
「一万八百名。
ちなみに、ゴーゴーではなく、ゴゴウだ」
「ちゃんと計算しなくても、だいたいで良いのよ。『ウチのところは、群一番のマンモス校だ』って言えればね、それで良し」
「ふんっ。
硝子鉢小は、
VIRGO
「ゴーゴー。
V小がガリ
パパ・ママがデスクワークしかしてないから、
「五郷君、黄堂さん。しーずーかーにー」
「「……」」
モニターには、「
「タンサ、
「ノアンとキュウは知らなくて
あの
……そうそう、『
「そんなこと、言っちゃったの?何で、ネッサ、
わたしが「あー、それで、
「アイツ、春休みに
『
ケラケラ
「まあ、無免許なのは
「
いつの
でも、
パンパカパーン。
パンパカパーン。
パンパカパーン。
ファンファーレの
三十二年前の、VIRGO
学校行事、
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