350‐ドッジボール編

幼「ドッチボール!」

僕「ドッジボール」

幼「どっち派だった?」

僕「ドッジ」

幼「ドジだなあ!」

僕「落とし方が無理やりすぎる」


~ ~ ~


幼「ドッジボールあるある~~~!」

僕「女の子には手加減して投げる」

幼「私全力投球しか受けたことないけど!?」

僕「競技にアグレッシブな子は除く」

幼「差別だ!」

僕「配慮と言って欲しいね」


~ ~ ~


幼「冬場のドッチボールって地獄じゃない?」

僕「寒い時に地肌に直撃喰らうと泣けてくる」

幼「そんなのはどうでもよくて!」

僕「これ以上の地獄がどこにあるのか」

幼「皆上下ジャージになるから素肌面積小さくなって悲しいじゃん!」

僕「君の思考回路のがよっぽど地獄だよ」


~ ~ ~


幼「顔面セーフ! ラッキー!」

僕「と周りは言うけど当てられた方は普通に痛いよ」

幼「でもセーフはセーフだから内野に残留しなければならない!」

僕「つまり」

幼「嫌いな奴の顔面に当て続けて公開リ〇チ!!」

僕「発想が危なすぎて一発アウトだね」


~ ~ ~


幼「密かに想いを寄せるあの子と同じチームだ!」

僕「と意気込んでプレイする時に限って初っ端当てられて外野へ移動」

幼「かっこわるー!」

僕「かと思えば咄嗟に気になるあの子に直撃コースの球をナイスキャッチして好感度上昇」

幼「実はドッジボールって青春の権化!?」

僕「学校という最強の青春舞台装置で巻き起こる出来事は全部が青春の権化なのさ」


~ ~ ~


幼「ドッジボールの組み分けが交互に指名制だと最後に地獄を見る~!」

僕「クラスの七割くらいのチーム訳が済んでも未だに指名されないときのいたたまれなさ」

幼「仲良しでもない、運動神経も良くない、魅力がない」

僕「自分の社会的地位を突き付けられているみたいで落ち込む」

幼「これもまた青春だね!」

僕「明るい世界の裏側にも暗い青春が広がっているんだ」


~ ~ ~


幼「ドッジボールって遊びじゃん?」

僕「うん」

幼「ガチでやり過ぎても回りが引いちゃうしある程度配慮が必要じゃん?」

僕「わかるわかる」

幼「こっちで残ってる内野私だけじゃん?」

僕「そうだね」

幼「後は言わなくてもわかるじゃん?」

僕「手加減するなってことだね」

幼「何もわかってない!」

僕「と逆切れしつつもサラッと避けるからやっぱり手を抜けないんだよね」


~ ~ ~


幼「さいあく~! 〇〇ちゃん病み上がりなのにぶつけるとかマジないわ~!」

僕「女子の反感を買うと一気に肩身が狭くなるよね」

幼「一つだけぶつけてもセーフなシチュエーションがあります」

僕「ほほう?」

幼「好きな男子」

僕「うっかり妙な当て方すると『ごめん!』ってすっ飛んでくるもんね」

幼「それは女子は『ラッキー』って思うの」

僕「試合に負けて勝負に勝ったということか」

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