僕は無敵の結界術士 〜素敵なお足の女神様に頼まれたとあっては、転生するのもやぶさかではないです(ぺろぺろ)〜

龍々山ロボとみ

第???話・このお話は基本的にこんな感じのノリとテンションで進んでいきますがご了承ください


 いただきまーす!!!


 僕は、万感の想いを込めて両手の平を合わせ、それからパクリと口に入れました。

 瞬間、口の中いっぱいに芳醇な旨味が広がりました。


 舌全体で確かな幸せを感じ、脳ミソまでしびれるようなふわふわとした感覚に酔いしれます。


 はぁぁ、……美味しい……。


 僕はうっとりとしながら舌を動かし、口の中のものを丁寧に丁寧に味わいます。


 どこをどう舐めても味わい深く、舐めても舐めても尽きることなく美味しさが続きます。


 ちゅーちゅー吸えばまたそれも良しで、僕は時間を忘れてを味わうことに没頭しました。


 ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ。


 ちゅぱちゅぱ、ちゅーちゅーちゅー。


 ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ。


 ちゅぱちゅぱ、ちゅーちゅーちゅー。


 ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ。


 ちゅぱちゅぱ、ちゅーちゅーちゅー……。


 いつのまに僕は天国に来てしまったのでしょうか。

 これほど幸せなことがあっても良いのでしょうか。


 女神様のもとを離れて早三年。

 僕は今日という素晴らしき日を、生涯忘れることはないでしょう。



 しかし、何事にも終わりというものはあるもので。



「……うぅーん」


 まず、僕の頭の上のほうで、可愛らしい声がしました。


「……ここは?」


 そしてもぞもぞと動くような音がして。


「……へっ?」


 呆気に取られたような声がしたかと思うと。


「なっ、……何をしてるのよ!!?」


 僕は、突然思いっきり蹴り飛ばされてどがちゃーんと吹き飛び、どんがらがっちゃんちゃんと部屋の隅まで転がりました。


 むぎゅう……、痛い……。


 逆さまになったまま目を開けると、僕の目の前に、憤怒の表情を浮かべた女の子が立っています。


 そのままもう一度、思いっきり蹴り飛ばされました。


 ぐえぇっ……!


 …………はっ!?


 その衝撃で正気に戻った僕は、慌てて女の子に向けて土下座します。


 そして、全力で謝罪しました。


「か、勝手にを舐めてごめんなさい!!!」


 先ほどまで気を失っていた……、気を失っていたまま、僕にペロペロされてになっている女の子は、


「事情を!! 説明しなさい!!」


 と、絶叫したのでした。




 さてさて、どうしてこうなったのかと問われますと……。


 話は、僕の体感時間で、三年ほど前まで遡るのでございますです。

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