平凡な大学生のひとくちエッセイ集

にゃんちら

その1 コストコの○○が美味い。

お馴染みの米国の会員制スーパー、コストコ。

そんなコストコも日本に進出して、今は全国に25店舗ある。



最近、と言っても10年以上前ではあるが、我が家の近くにもできて、年に10回程の頻度で買い物をしている。



売っているジャンルは様々である。



食料品だけでなく、日用品、薬、バスケットボールコート、またタイヤセンターを併設している場所もあるらしく、車を先に預けて、買い物をしている間にタイヤを交換してもらったり、、。



そんな万能なコストコではあるが、それぞれの家庭によって、楽しみ方は違う。我が家のコストコフローはこうである。



駐車場に車を停める。この時もなるべく出口の近くに停める。理由は単純である、買い物終了後のカートを走らせる距離をなるべく縮めるためである。



店員さんにカートを渡してもらい、店内に入る。この時上から凄い勢いで吹き出してくるエアシャワーみたいなのを浴びる。浴び終わると、一気に中の「ザ・コストコ」みたいな匂いに包まれる。



入り口の近くには、注目の家電や、時計とか、携帯が並んでる。その奥にあるお菓子コーナーに最初に向かう。



まず決まってカートに入れるのは、ポテトチップスの形をしている、チョコのお菓子である。チョコ風味だけでなく、イチゴ風味のものあり、我が家は決まってイチゴ風味をチョイスする。



ここでは普通のスーパーで売っている有名どころのお菓子が、業務用パッケージで売っている。小さい子供たちが、両親に向かって「これ買ってほしい〜」とねだるものの、

 


「ダメよ、こんなに食べれないでしょ」



というぐうの音も出ないような返しを受けて、悲しい顔をしてその場を後にするというのはよく見かける光景である。



まあいつも見ているようなお菓子がビックサイズでその場にあったら、欲しくなってしまう気持ちはわかる。



筆者も珍しいものが好きなので、そうモノを見ると欲しくなってしまう。しかし筆者は成人済みなので、両親の前でおねだりはしにくいのが現状である。



その次は美容用品コーナーである。シャンプーやハンドクリームみたいなのがたくさん売っている。ここでは風呂上がりに体に塗りたくる保湿クリーム的なのをいつも買う。まあいつもと言っても、一回買ったら半年は余裕でもつので、無くなったら買うという感じだ。



価格帯は、普通である。ネットで見て、ネットより高いものもあるし安いものもあるが、基本あまり変わらない印象である。



メインである食料品コーナーに向かうまでに、多種多様な試食のトラップがある。内容はスープ系からフルーツ、お菓子、惣菜などさまざまである。



とりあえず試食に並んでみる。もちろんただ食べて通り過ぎる人もいるが、半分くらいの人は買っていくというのが俺の印象である。



トラップを抜けた先に待っているのは、メインである食料品コーナーである。



個人的な意見ではあるが、やはりコストコの目玉といえば、食料品ではなかろうか。



アメリカンサイズのサーモンや、チキンを丸ごと焼いたやつ、とても少人数で食べる量ではないケーキやパンなど、種類は様々である。



その中でもチキンの丸焼きは目を疑うほどのCPの良さである。最初値札を見た時は、桁数を間違えてしまったのかと思ったほどである。



そのまま食べるも良し、料理に使うも良しである。我が家は良く、鶏飯の肉にして食べていた。なんと言っても、帰りの車の中がチキンの匂いに包まれる。大量の購入品の中でも際立つ存在感に、毎度驚かされる。



寿司コーナーもあり、我が家は寿司もかなりの頻度で購入する。100円寿司よりは少し値は張るが、ネタがかなり分厚く、一個一個が大きいので、余裕で納得である。



一通り買い物をし、会計を済ませると、売店(という規模ではないが)でホットドックを注文する。



これが180円でソフトドリンク付きという破壊的な価格で提供している。そしてこれが美味い。



コストコに来ている人はほとんどの人が買い物後に頼んでいる印象だ。



コロナの前には、売店に併設されている椅子とテーブルの席取り合戦が盛んに行われていたが、コロナに突入すると椅子とテーブルは全て撤去されてしまった。



それでもホットドックを求めて並ぶ列が大幅に減ったわけではない、皆どこで食べているのか。もちろん立って食べている人もいるが、大半の人は持ち帰りか、駐車場に止めてある車の中で食べている。我が家も車の中で我慢できずに食べてしまう。



以上、我が家のコストコフローはこんなものである。コストコは行って楽しむ、食べて楽しむ、買って楽しむと3回も楽しめる素晴らしい場所である。




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