最終楽章 完結!カーテンコール
「ぜぇぜぇ、ようやく戻ってきましたよ。
ポルタメント女学園に」
「定期的にカニ漁すればその ” 食パン4枚切り ” ぐらいの
醜い脂肪も燃やせるのではないか?」
「私は頭脳労働派なんですよ!!!なんで胸じゃなくてお腹に
脂肪が溜まるんですか!!!!」
百合の鳥島を破壊した伯爵財閥に対し
王都は海底資源採掘権のはく奪と、私とアヤメにカニ漁を命じた。
多分カニ漁で合法的に行方不明にさせたかったでしょうが
私達は生き延びました。
冬休みも開けて今日から新学期。
でも決着をつけるべき相手はもう1人います。
☆☆☆
ー ポルタメント女学園 1月 保健室 ー
「おやおや、お勤め様です。にゃひひひひ」
「ニャラケル!!!!アンタは!!!!・・・・いえ、ニャラケルさん。
今回の件、アヤメから聞きました。
私達よりも前に貴方はアヤメと接触していますね?」
「らしくない口調ですね。
繰り返しになりますが威風堂々モードのスス伯爵が僕は好きなんです。
普段通りで構いませんよ」
そんなこと言われたって、私はニャラケルに酷いことを・・・。
「にゃ・・・にゃらけ・・・る・・・・」
「頭が高あああああああい!!!」
「じゃあどうすりゃいいんですか!!!!!!!
・・・・ありがとう。何とかなりました」
炭酸ジュースのCMですか!!!
ツッコミでようやく本調子を取り戻せそうです。
「気が付いていたんでしょう?彼女がアヤメだってことに」
「ええ、ススパパが初対面で気が付いたように
僕も彼女の顔を見ています。
僕やススパパと同じ顔、そして落ち着いた金髪。
そして前世と同じく眼鏡をかけたススパパに反応した。
これ以上証拠を上げるとなると
口癖というか、 ” ~だ ”のように断言する言葉遣いですね」
「何故私に連絡しなかったんですか?」
「仮に会わせたとしてススパパもアヤメも委縮してしまう。
というより完成されたコミュニティである錬金術同好会に
彼女を入れたところで賛同を得られるかは不明なんです。
言い方は悪いですがアヤメはススパパの元カノなので。
今カノであるアオイママとは相性が悪い」
「まさかこうなることを予測して?」
「僕はそこまで万能ではありませんよ?
確かにススパパ譲りのお人よしではありますが。
・・・カニ漁で2人きりの同窓会は楽しめましたか?」
「やっぱり・・・・・いえ何も知らないということにしておきましょう。
それと、アヤメの編入先をこの学園にしてくれてありがとう。
自ら優秀な生徒を手放すなんて貴方学園長に向いてませんね」
「僕はまだまだ学生の身分。青春したいんですよ、
” あの頃出来なかった ” ことを・・・・ね」
私もニャラケルも本物のニコラス・スラーから作られた人体錬成者。
あの頃なんて実体験でなく、ただの記憶にすぎない。
そんなことお互い分かっているはずなんだけど・・・・。
キーンコーンカーンコーン
「ゲッ!始業チャイム!!!話の続きは放課後!!!」
「廊下を走って出ていきましたね。
まったくいつまでたっても道徳赤点なんですから。にゃひひひひ」
ー 異世界なら人体錬成も合法ですよね? ハッピーエンド ー
☆☆☆
~ カーテンコール ~
スス 「ここまで見てくれて感謝しますよ?
シリアス展開を乗り越えて
私達はハッピーエンドにたどり着きました。
私のように全部背負わずに仲間と助け合って生きてください。
きひひひひひ」
アオイ 「長々とご清聴感謝やで!
憑依されたススに言われたこと?
それはまだ秘密や」
ニャラケル 「ススパパの物語を読み進めたことに感謝します。
完全無欠の主人公ではないパパが足掻き、藻掻き
苦しむ姿に快感を得たのは僕だけではないはずですよ?
にゃひひひひひ」
先生 「ここまで読んでくれて感謝するぞ!!!
ぜひ君たちの足回りの匂いも堪能したいものだな!
あははははは」
先生 (過去) 「キョウカ君の物語。
名前も知らない
ココロに残ってくれたら幸いだな」
赤の主人公 「先生と知り合い?なら、あたしとも戦う?
手ごわいバトルを期待しているわ!!!」
真紅の主人公 「残念だが俺が先に戦う!
失望だけはさせてくれるなよ?」
緑のヒロインは急用を思い出し退席しました。
銀の主人公 「・・・全く彼女らしいというか。
先生と僕は新たな世界へ旅立ったんだ。
もしかしたら君たちの住む世界に来たのかもしれないな。
会うことを楽しみにしているよ」
ヘルメス 「娘たちの長い旅、ここで区切りを迎えた。
いつかどこかで会ったときは彼女たちをよろしくお願いする」
市長 「日焼け止めは偉大だ。
読者諸君も忘れずに使うのだ」
アトランティア 「真夏に哺乳瓶プレイは熱中症になりかけます。
人体錬成スス達 これ実話ですので。
皆さんはコップで水分を補給してくださいね?」
アヤメ 「ゑ?これで終わり?じゃあとっておきの情報だ。
キョウカの内太ももにはホクロが 「オマエ ハナシ ナガイ
人体錬成ちゃん イッパイ ヨンデ クレテ アリガトウ」
ニコラス 「今日が完結記念日!!!!!!!ありがとう!!」
(幼女)
ニコラス 「生き続けたらこんな結末もあるんですか。
(本物)
自ら命を投げ出すのは早計だったかもしれませんね」
??? 「え?” 笑ってユリとも ”って放送終了したんですか!」
☆☆☆
嘘次回予告
異世界に「平成」の風が吹き荒れる。
新たな
ドタバタ時系列無秩序ゆるゆる小説
「じんたいれんせいっ!!」
新たな事業拡大のため休日は、カニ漁に勤しむスス伯爵。
そこに現れたのは平成という時代の忘れ形見、不正 キョウカ。
かつての自分と対面しススは新たな金儲けの案を思いつく。
キョウカ 「これがスマホ。パカパカしないんですね、今のケータイって」
スス 「せめてもうちょっと平成知識が深ければよかったのですが!!!」
ニャラケル 「嘘次回予告はあてになりませんが
続編は始まりますよ?にゃひひひひ」
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