運命昇華 概要


運命昇華 概要



 といってもウチはカードゲーム初心者。


 いやなんか男子に流行してたのは知ってるんやけど、

突然カードプレイヤーがバイクと合体したり (注1)

プレイヤー同士が合体したり (注1)

カードと合体したり (注1)

未来が大変なことになっていたり (注1)


 ちょっとファンタジー色強くてなぁ。

 

 現実でバイク乗りながらカードゲームは危ないやろうし。 (注1)





 ☆☆☆


 

 「誠に不本意ですがカードゲームの売り上げ次第でアオイとの結婚が

危ぶまれる事態となりました。


 伯爵の権威を賭け負けられぬ戦いですね。


 今回のキーパーソンは間違いなくアオイ、

そこまでカードゲーム脳では無いからです」



 「カードゲーム脳?」



 ススは時々意味不明な発言するなぁ。


 せやけどルールブックを読み込むたびに違和感に気が付く。



 「あ、これターン開始時に置くエネルギーカード1枚ということは、

2枚破壊するカードが強いんやな。


 強力なカードほど使用コストが高いんなら手札で何もできないカードが

増えるんやし」



 「なんで土地破壊ランデスの概念を超速理解してるんですか!!

確かに ”ユリュラ” は強力なカードですが!!!」 注1



 スス、ツッコミ大変そうやな。




 「でもエネルギー破壊系はコスト重いんや、じゃあ手札を狙うのが得策やな」



 「手札破壊ハンデスは主人公がやっていい戦術ではないんです」



 勝てばいいんですよね?




 「そもそも赤の世界は特定のカードを手札に2枚集めるのって無理な話やな。

デッキ外から持ってくるようにしたらええんちゃう?」 注1



 「それはあくまで最終手段、第1弾でやることではないです」



 ススもこの構想は考えてたみたいやな。




 「このカード2枚で繰り返し処理できそうやな」 注1


 

 「誰ですか!!! ”絶望のループカード” 刷ったのは!!」 注1


 

 こんな感じで強カードが炙り出されていったんや。



 ☆☆☆


 

 運命昇華 ~ デスティニーアセンション ~



 ー 基礎ルール ー


カードデッキは50枚


同じカードは4枚まで


メインの50枚とは別に1枚の切り札カードと3枚の白紙のカードを設置する。


白紙のカードは破壊された時取り除かれる。


白紙のカードはエネルギーカードとして代用できるが攻撃対象となる。


白紙のカード3枚が無くなった時、切り札カードが場に出る。


1度に場に出せる攻撃カードは3枚まで。


攻撃カードのアタック時カードを山札から引く。

(ゲームの硬直を抑え目まぐるしく盤面を変化させるため)



 ー 勝利条件 ー


山札=ライフがゼロとなりカードを引けなくなった瞬間に敗北


相手の白紙のカード3枚を攻撃し、

敵切り札カードを破壊したプレイヤーの勝利。



 ー フェイズ1 ー


カードを1枚山札から引き、

さらに山札から裏面のままエネルギーゾーンに1枚置く。



 ー フェイズ2 ー


手札から攻撃カードを場に出す。






 ー フェイズ3 ー


攻撃カードのアタック先を選ぶ。

ただし敵攻撃カードがある場合はそちらを選択する。


アタック時 ”必ず” カードを1枚引く。


敵攻撃カードがいなくなった際、


・白紙のカード


・相手の山札


どちらかを選択し攻撃。白紙のカードを攻撃すれば相手エネルギーを

破壊できるが切り札カード召喚のリスクが高まる。



山札攻撃時は攻撃カードの数値、例えば5なら相手山札5枚を削れる。

その際攻撃された山札は墓地に送られる。



 ー フェイズ4 ー


攻撃終了後。特にカード処理が無ければ相手のフェイズ1、

つまり相手ターンとなる。


☆☆☆



 それからしばらくしてススとウチのカード対決が始まったんや。




注1 この怪文書はフィクションであり実在の商品とは

   一切関係がございません♨

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る