閑話毒舌先輩は羨ましがる
今日は生徒会が月に4、5回行っている挨拶運動をする日である。なので朝早く起き、学校の校門に行き学校に入る人に挨拶をする事に今年から私が実行している案である。今日は今月最後の挨拶運動なので気合いが入る。
しばらく挨拶を続けていたら青鬼...鬼島君に挨拶をされた。別の人に視線を向けていたので見れておらずしっかり目を見て挨拶をしようと彼に向き直り挨拶しようと目線を合わせたら、爆乳ロリが肩に乗っていた。
?吉澤さんよね??何で彼女が肩に???幻覚????とりあえず問い詰めましょうか!(怒)
事情があると抜かしやがったわこの犯罪者は!どんな事情があれば彼の肩に乗れるの!?私だって彼にお姫様抱っこされたいのに...思ってて自分で恥ずかしくなってきた...そしたら肩車したいの?と言われ変わるかと言われた。この歳と見た目で、かつ生徒会長がそんな格好出来るわけ無いでしょと思い断る。...後で個人的に頼みたいわね...少し後悔する。
「真城先輩、大丈夫ですか?」
この子は後輩の朝日時雨ちゃん。私の右腕であり書記を担当してくれる頼りになる子。この子本当に可愛くて頼りになって...私よりおっぱい大きいのよね...
「ありがとう時雨。私は大丈夫よ。さ、あいさつ運動の続きをやるわよ」
「はい!先輩!!」
とりあえずこの件は昼休み、吉澤さんと駒ちゃん先生と私と鬼島君で生徒相談室で会議を開きましょうか...楽しみね。フフフ。
でも待って?本当に事情があるなら私もその事情を作って彼に合法的にお姫様抱っこされるのはどうかしら...ありね!今すぐにこの場を去って女子トイレで作戦を練りたいわね...どうにかならないのかしら...貧血で倒れるフリをする?でもそれだと周りの人に迷惑を掛けてしまう。どうしましょう...
「真城さん?何か変なことを考えてませんか?今はあなたの案でやっているあいさつ運動の時間ですよ?何を上の空で挨拶をしているんですか?心がこもってませんよ??」
後ろから声を掛けてきたのは駒ちゃん先生だった。
「駒ちゃん先生?何かありましたか?いつものスマイルがありませんよ?顔が少し怖いです」
「じゃあ言わせてもらうけど!私みたいな独り身の前でイチャイチャしないでー!!惨めになるからー!!わーん!泣」
だいぶこの空間がカオスになってきた...あーもう!!!早く終われー!!!!!
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