第30話 一難去ってまた、うわあっ!
心臓が消滅して部屋に平和が戻った。二人にも安堵の表情がうかがえる。だけど、なんかやな予感が・・・。最終ステージにしてはあっけなくないか?
いやな予感というのはだいたい当たるというのは、前の世界でもこっちの世界でも同じらしい。
一瞬ほっとしたと思ったら、いつの間にか俺たちは校庭にいて、さっきより10倍くらいにでかくなった文字怪獣が学校を踏み倒そうとしていた。
学校が嫌いな俺は、このまま怪獣が学校を倒してくれたら嫌いな読書もしなくて済むな、なんて思ってたんだけど、横で詠子がパニックになって大泣きしてるし、梨偉人が全身で怒りを表現して、一人無心で怪獣と立ち向かってるのを見たらそうもいかなくなった。
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