第10話 速読コンテスト

講演の後に全校生徒で速読コンテストが行われ、当然の如く梨偉人が優勝した。


優勝者には“無限図書バック”が送られるということで全校生徒張り切っていた。なんでも本が無限に入れられる鞄らしい。まったく魅力を感じないな。もう1つ副賞で、速読王から速読の極意を1つだけ極秘で教えてもらえるらしい。更に魅力を感じない。それと200000字分の図書カード。


2位はこちらも当然の如く詠子で、100000字分の図書カードが送られた。


ちなみに3位は知らないやつで、50000字分の図書カード、残りは参加賞で10000字分の図書カードだった。


この世界では文字がお金だから、これで本を買って読めば買い物ができる。


が、読まなきゃ駄目なんてマジだりー。そうだ、これをリードにあげてあいつが読んだ10000文字を貰おう。グッドアイデアだ。 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る