(続き1)

 そのまま森の中を15分ほど歩いた。未だ森は抜けないがあの町に行ける事への期待は一歩進むごとに蓄積されていった

理由は単純、喉が渇いたからだ

果たしてこれが期待なのか危機なのかはさておいて

こんなに漠然と「あそこに行けば水が飲める!!」等と言う淡い期待をここまで熱心に信じていたのは何とも不思議だ、

たぶん熱中症気味だったのだろうな、

私の性ではない。そう思ってる。


そのままフラフラと歩き続けついに森を抜けた!

抜けた先にある原っぱの奥には夢に見ていた町の入り口がある

大体25メートルプールを縦にしたぐらいの高さの壁が町を囲むようにグルっと一周、並んでいるのだろう。全体を一目で見れないから何とも言えないが…流石に途中で壁が切れるわけない。


その方向に歩きながら壁に目を凝らしてみると、門がある、そして…

門番らしき者達がいることにも気が付いた

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