私がTwitterのフォロワーさんの熱量高い呟きにより、RRR、なんかすごく面白いらしいぞ、というとても限定的な前情報のみを得て映画館へ乗り込んだのが2023年2月初頭のことでした。
圧倒的映像体験とストーリー、エンディングのEtthara Jenda(ダンス)に打ちのめされハマり切ったものの、なぜか当時は二人を除いてまったくご存じになる方もおらず、業を煮やした私は隙あらば "Naatu Naatu 4K Full Video" の Youtubeリンクを貼りまくる怪異と化したのでした。
このエッセイの著者micco氏もご多分に漏れずその被害者となったわけですが、当時お忙しかった氏のコメントは「みんな同じ顔に見えるのよ……!」であったことをここに記録しておきます。
さらにその後、micco氏はマッチョに強烈な忌避感があるという衝撃の事実が発覚、はたしてRRRの熱いDosti(友情)は彼女の性癖を塗り替えられるのか……!? と初回映画館入りを遠くから見守りプルプルと震えることに。
RRRは1920年代のイギリス統治下のインドを舞台としているため、決して面白おかしいだけの映画ではありません。
CMやバラエティで紹介されているだけの情報だとそのギャップに面食らってしまうかもしれませんが、それでもそこにあるエンタメ性と象徴性はこのエッセイでも語り尽くされている通り、唯一無二の体験といっても過言ではありません(個人の感想です)。
ぜひ映画館に足を運んだ上、熱量高いこのエッセイで一人の人間の心情と性癖の大きな変遷をとくとご覧いただきたい。
なお、お忙しそうなご様子から本編をご覧になることはあるまいと、お盆ドラムから「オンレェェ」→「虎ァ!?」などのネタバレ全開なプレイリストをお渡ししてしまい、初見での驚きを減じてしまったことについては深くお詫びいたします(私信)
なんだか大変とっちらかった内容となりましたが、RRRもこのエッセイも素晴らしく楽しいのでぜひ!!