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目次
それがやさしさになるのなら
自分を殺してしまおう
もしもそれが優しさになるのなら
本当のことを言ったら
みんなぐちゃぐちゃになってしまう
だから例えば音楽に生まれ変わらせて
なんてことないって顔で
この選択が正しいのかどうかはわからないけれど
本当に心が死ぬよりはマシだから
壊れても雨降って地固まるなら
ちゃんと自分をぶつけるのだけど
何にもならないことわかっているから
だから今こうなってる
気を紛らわせよう
煙草でも吸って
歯でも磨いて
シャワーでも浴びて
ご飯でも食べて
この怒りも哀しみも苦しみも憎しみも
全部音楽の姿に生まれ変わらせて
もしもそれが誰かの心に響いたら
俺はきっと幸せなんだろう
相変わらず猫はかわいいし
いい天気だといい気分
それさえ忘れずにいられたら
たぶんやっていけると思う
嘘を吐くのは忍びないし
それで平気なら麻痺してる
このまともな頭が狂おしい
いっそぶちまけられたなら
でも、やっぱ駄目だ
自分でなんとかしなきゃ
話して届くものなら
とっくにうまくいってる
どうしてこんなことになっちゃったんだろう
いつからこんなことになっちゃったんだろう
初めから終わっていた気がする わからない
それならいよいよ俺にできることなんてないのだろうか
わからない
今、こうして呑気にも歌を書いて
でも頭の中は一杯一杯の絶体絶命で
それでもこれが流れ流れて誰かに響いたら
あれはあれでいい経験だった、と
いつか笑えるのだろうか
自分を愛せるのだろうか
一応この話はケリがついて
一応この問題は解決した
この選択が正しいのかはわからないけれど
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