お別れ

ある時、彼の下の名前を知った

途端に会いたくなった

でもそうもいかない

俺はもうあそこへは行けない


それでもふとしたきっかけで彼と再会することを

なんとなく期待している

もしも友達になれたならとても最高


でも友達じゃないからうまくやっていけたのだろうか

たぶんそうだと思う

それがなんとなく寂しい


人生は出会いと別れの繰り返し

と受け止めるしかないのだろうな

だからせめて、音楽で繋がりたくて

そして今日も歌を歌う


今も寂しさを感じることはあるけれど

寂しさに襲われることはない

以前と変わらない日々を過ごしてる

その程度の人じゃなかったはずなのに


思い出とはなんとなく切ないもの

思い出して微笑むことができるわけだから

想いがどんどん遠ざかっていく気がする

もっと大切な存在だと思っていたんだ


でもさよならは彼とだけじゃない

誰とだって繰り返すようにお別れしている

その度に寂しくなるけれどずっとじゃない

でもだからこそ寂しさを感じるんだ


人生は出会いと別れの繰り返し

と受け止めるしかないのだろうな

だからせめて、音楽で繋がりたくて

そして今日も歌を歌う


きっと彼とはもう二度と会えない

それでももしもこの歌を聴いてくれていたなら

俺は救われる

音楽で繋がっていると、そう思えるから


だから

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