お別れ
ある時、彼の下の名前を知った
途端に会いたくなった
でもそうもいかない
俺はもうあそこへは行けない
それでもふとしたきっかけで彼と再会することを
なんとなく期待している
もしも友達になれたならとても最高
でも友達じゃないからうまくやっていけたのだろうか
たぶんそうだと思う
それがなんとなく寂しい
人生は出会いと別れの繰り返し
と受け止めるしかないのだろうな
だからせめて、音楽で繋がりたくて
そして今日も歌を歌う
今も寂しさを感じることはあるけれど
寂しさに襲われることはない
以前と変わらない日々を過ごしてる
その程度の人じゃなかったはずなのに
思い出とはなんとなく切ないもの
思い出して微笑むことができるわけだから
想いがどんどん遠ざかっていく気がする
もっと大切な存在だと思っていたんだ
でもさよならは彼とだけじゃない
誰とだって繰り返すようにお別れしている
その度に寂しくなるけれどずっとじゃない
でもだからこそ寂しさを感じるんだ
人生は出会いと別れの繰り返し
と受け止めるしかないのだろうな
だからせめて、音楽で繋がりたくて
そして今日も歌を歌う
きっと彼とはもう二度と会えない
それでももしもこの歌を聴いてくれていたなら
俺は救われる
音楽で繋がっていると、そう思えるから
だから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます