プロの厳しさ
『エンタメ小説家の失敗学』という本で
考えさせられてしまいました。
わたしのHP日記もほかの作者と同じく
ほとんど読まれていない。
一方、売れない経験を赤裸々に語るその本の作者
平山瑞穂は、
自らの失敗を他の人の教訓にしようとしているのです。
どんなに売れる努力をしても
売れない人は売れない。
その失敗はどこにあるのか。
彼が決して甘い考えで
やっていたわけではないことは、
この本でも充分わかります。
わたしは、作者として
読まない人にまで売ろうという努力を
したことがなかった。
平山瑞穂さんよりずっと
甘い考えでやっていたのです。
それでもわたしは
この作者にやや醒めた印象を持ちました。
エンタメ小説家は売れても飽きられる存在であり、
岸本葉子や宮部みゆきのような作家も
名前を聞かなくなりました。
AIが出て来たし
エンタメ小説家にとって厳しい現実です。
時代に合った面白さを追求しつつも
自分らしさを忘れず、
読者の傾向を考えることが重要だと思われますね。
そんな器用なことがわたしに出来るのか。
出来ないから困ってるんだよね……。
もう、プロは諦めようかしら。
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