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目次
最後のドイツ人その２
加速する列車が迫り皆その命を断った
影は追い越されて
冷めてしまった夢を
止まってしまった足は
みな、とびおりたの見送ってしまう
僕らを追いこした先にあるのは
告げねばならない真実でないといけないのに
1945年5月7日2時４０分５５秒
プラハにて僕は最後の抵抗をす
夢も希望もなく、総統閣下が死なれた
最後が近い、僕がドイツの最後でありたい。
モルヒネを僕に打つ
千年王国へと僕は足早に乱暴に振舞いゆく
5つ目の季節がやってくる
それは 音無の季節
周期の終わりが終着点
ハイルヒトラー
音無の季節が終わる鐘が響くとき
１９４５年５月８日１５時５分
私の銃声が青空のゆがみをうちぬく
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