第12話
11月29日の夕方頃であった。
この日、アタシはプリントの提出を終えたあと帰宅しようとした。
この時、
時は、午後4時半頃であった。
教室には、
「こずえさんはどうしたいのかな…今の状態では
それがどうかしたと言うのよ…
アタシは、するどい目つきで
「こずえさんは、ペースがものすごく遅いね…ペースが遅い子が通う高校に頼みたいけど…市内とその周辺にはないのだよ…」
「その学校は、どこにあるのよ?」
「近くと言うても…仙台の近郊に一校しかないんだよぅ…」
「それじゃあ、どうすればいいのよ!?」
「こずえさんが親もとから高校に通いたいと言うても…」
「アタシ!!高校に行きません!!」
アタシは、
思い切りブチ切れたアタシは、
時は、夕方5時過ぎであった。
アタシは、ものすごく怒った表情で正門から出たあと家に向かおうとした。
この時であった。
正門から200メートル先の路地で
「おじょうちゃん。」
「何よ。」
「おじょうちゃん、これからどこへ行くのかい?」
「うちに帰るのよ。」
「あっそう?」
「ちょっとすまんけど、話があるけどかまんか?」
「話…」
ところ変わって、南町の岸壁の公園にて…
時は、夕方5時40分頃であった。
アタシは、そのまま立っていた。
あぐらをかいてベンチに座っている
「おじょうちゃん。」
「何よ。」
「おとーさんは、どこに行ったのかな?」
「
「あっそうかい…ほな、
「どこへ行ったか知らないわよ!!」
「分かった…(急に恐ろしい声に変わる)あのヤロウ…逃げたな…」
「逃げたって?」
アタシの問いに対して、
「ふたりともだ!!おじょうちゃんのおとーさんは…オレの
えっ?
おとーさんが
アタシは、
「それじゃあ、
「しゅうかは、オレの赤ん坊を殺した…」
「えっ?」
「おじょうちゃんの義理のきょうだいの赤ん坊の…ホンマの父親は…オレや。」
「ウソ…」
「ホンマだから言うた。」
「それじゃあ、ギンゾウは?」
「あのヤロウは、しゅうかをドロボーした…ギンゾウは他にも
そうだったのね…
ベンチから立ち上がった
「おじょうちゃん、暗くならないうちに早く帰れよ…」
その後、
アタシは、だまって
ところ変わって、家の洗面所にて…
時は、夜9時前であった。
アタシは、帰宅してから2時間後に気分が悪くなった。
(うう…グハッ…ゲホゲホゲホゲホ…)
この時、アタシは大量に吐血したと同時に激しくせき込んだ。
その後、アタシは蛇口をひねって水を出した。
流しに付着したトシャブツを水で流している間も、アタシは口から血を吐いた。
ゲホゲホ…ゲホゲホ…
苦しい…
何なのよ…
そんな時であった。
(カタカタカタカタ…グラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラ…グラグラグラグラグラグラグラグラグラ…)
この時、震度4に相当するやや強い地震が発生した。
ここ数日の間に、マグニチュード5・0前後の地震が東北地方でヒンパンに発生していた。
アタシの気持ちは、ひどく動揺した。
何なの…
一体なにがあったのよ…
こわい…
ものすごくこわい…
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