第6話
11月8日の午後3時40分頃であった。
中学3年生の生徒たちは、必死になって受験勉強に取り組んでいた。
しかし、アタシは受験勉強をしていなかった。
この時、アタシと義母は
ところ変わって、教室にて…
「
「いえ、見間違いではありません…今のこずえさんの学力では…市内の
「どうしてそんなことが言い切れるのですか!?先生お願いです…どこでもいいからこずえちゃんのペースに合った高校があったら教えてください…」
「お気持ちは分かりますが…この近辺にはそういった高校はどこにもないのですよ…」
「もういいわよ!!こずえちゃんは、中学を卒業した後は結婚させます!!こずえちゃんは勉強が分からない子だから高校なんて無理です!!」
思い切りブチ切れた義母は、アタシの手を引いて教室から出た。
ところ変わって、南町にある海岸の公園にて…
アタシと義母は、海をながめながら話し合いをした。
義母は、悲痛な声でアタシに言うた。
「こずえちゃん、担任の先生から受験可能な高校がないと言われたのになんとも思わないの?」
「うるさいわね!!高校高校高校高校高校高校コーコーコーコーコーコーコーコーコーコーコーコーコーコーコーコー…高校はなにをするためにあるのよ!?」
「なにをするって…楽しい時間を過ごすために行くのよ。」
「うるさいわね!!アタシは楽しい時間と言うテイギが分からないのよ!!」
「楽しい時間と言うたら、夏休み冬休み春休み・文化祭・体育祭・修学旅行…」
「あんたの言う楽しい時間って、その程度しかないのね!!バカみたい!!」
「こずえちゃん…
「うるさいわね!!あんたの言うことは全く分からないわよ!!」
「それじゃあ、こずえちゃんはどうするつもりでいるのよ?」
「そんなの知らないわよ!!アタシは、あんたとギンゾウのせいで高校へ行くことをやめたのよ!!サイアクだわ!!もういいわよ!!」
思い切りブチ切れたアタシは、義母を置き去りにしたあとどこかへ行った。
同じ頃であった。
数日前に
ギンゾウは、本家のコシュの前で土下座をしてカンドウをといてほしいとコンガンした。
しかし、本家のコシュは口をへの字に曲げてプンとしていた。
カッとなったギンゾウは、本家のコシュの胸ぐらをつかんで突き飛ばした。
その上に、家中を暴れまわってめちゃくちゃにした。
そのまた上に、家のキンリンで暴れ回った。
これでギンゾウは、本家に行くことができなくなった。
ところ変わって、家から5キロ離れた場所にある漁港にて…
社長さんとギンゾウは、海をみながらお話をしていた。
社長さんは、ギンゾウに対して頭を冷やせとさとした。
しかし、ギンゾウは落ち着いて話ができる状態ではなかった。
「もういいよ!!オレはもう…今日かぎりでカタギをやめるから…帰るふるさとがなくなったから、またやくざの世界に戻る!!」
「ギンゾウくん…頭を冷やして落ち着きなさい。」
「オレはやくざの世界に戻ると
「ギンゾウくんはそれでいいのか!?」
社長さんから怒鳴られたギンゾウは、女々しい声で泣きながら言うた。
「うるせー!!うるせー!!うるせー!!しゅうかと離れる…やくざと絶縁するとあんた言うた…けど、きょうを持って…ハキした!!」
「なんだと…私とヤクソクしたことは実行できないと言うことだな!!」
「ああそうだよ!!アバヨ!!」
社長さんにアバヨと言うたギンゾウは、泣きながら走り去った。
結局ギンゾウは、再びやくざ稼業の世界へ戻った。
ギンゾウは、やくざと絶縁したと言うた…
けれど、完全に足を洗い流せていなかった…
だからまた、ヤクザの世界に戻ってしまった…
再びダラクしたギンゾウは、やり直しの機会を
これでギンゾウは、完全にアウトになったわね…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます