#2
夕食を終えたらお待ちかねの露天風呂タイムである。
恋衣ちゃんと2人で露天風呂に入って恋衣ちゃんに入った。温かくて気持ちいいんじゃー……。
しかし不思議なもので、どんなに外が暑くても、お風呂ってなんでこういい感じに温かくなれるんだろうね。
「はぁ、いいお湯だねぇ……」
「そうだねぇ……」
本日はいっぱい身体を動かしたのでしばしの休憩タイム。恋衣ちゃんとのんびりと露天風呂につかる。
「えへへっ」
「どうしたの?そんなダラしない顔して」
「幸せだなって!」
「そっか。それはよかった。恋衣ちゃんが幸せなら俺も幸せ」
「ちょっと前まではぼくがこんな風になるなんて思いもしなかったなー」
「そう?」
「うん。こうしてホノカくんのペットにされちゃうなんて予想できるわけないよね」
「ペットはイヤ?」
「ううん。最初はちょっとぉー……って思った事もあったけどね。すっごい大切にしてくれるし、なんでもしてくれるし、いっぱい気持ちよくしてくれるから、今はもうホノカくんのペットにされちゃってよかったなって」
「それは良かった。これからずっと死ぬまで飼い殺してあげるからね、ブタちゃん」
「うん……途中で捨てたりしたらイヤだよ?もうぼくホノカくん無しじゃ生きてけないよ?捨てられたりしたら恋衣ちゃん野垂れ死にしちゃうからね?」
「大丈夫。捨てないよ。一生大事にするから」
「約束だからね?」
「うん約束」
そっと恋衣ちゃんは身体を預けてくるのを受け止めて、抱きしめる。この温もりを離さぬようにと。
そっと触れるだけのキスをすると恋衣ちゃんは満足そうに頬を緩めた。
「俺、ブタちゃんにはいっぱい子供産んで欲しいな」
「うん……ぼく、頑張るね」
「そろそろ1人目出来るかな?」
「わかんない。だけどそろそろ出来ちゃいそうかも」
「それじゃ、もっと頑張らないとね」
「うん……いっぱい……して欲しいな?」
その後も露天風呂で心ゆくまで楽しみ尽くした。
温泉旅行の下見はバッチリです。
◇◇◇
翌日昼過ぎ。老舗旅館の一室。
俺の隣で横たわる恋衣ちゃんはとても人には見せられない表情で体をビクつかせていた。
恋衣ちゃんお得意のアヘ顔ダブルピースだぜ!恋衣ちゃんはやっぱりコレよ!ピース!ピース!
「ところで恋衣ちゃん」
「ぶひぃ……」
「ここって何時まで居て大丈夫なの?」
「ぶひ……ぶひ……」
「あっ、明日の午前中まで大丈夫なんだね!それじゃ、もっと出来るね!」
「ぶひっ……!」
その日は一日中2人で温泉を楽しんだ。予行練習はバッチリです!
気がつけば日も沈み夕方になっていたのである。時間を忘れて夢中になれるものがあるっていいよね!
◇◇◇
ポンっ、かんっ、ズパァアアーーーンッッッ!!!
「ぼのがぐぅん……」
「なに?」
「ちょっとはでがげんじでよぉ……」
風呂上がりにお互い着物に身を包んで、温泉宿定番の卓球を恋衣ちゃんと楽しんで(?)いた。やはり温泉に来たら卓球、これは外せまい。予行練習な訳だしね。卓球練習しとかないとと思い始めたわけだけど……。
始まる前までは「ぼく運動も出来るハイスペック美少女だし?これはもうホノカくんを卓球でわからせちゃおっかなー!」とイキリ散らかしていたクソ生意気なメス豚だったがいざ始まったらコレである。
恋衣ちゃんのサーブから俺の本気の超高速リターンをクソザコナメクジは一球足りとも打ち返すことが出来ないでいた。
「ホノカくんの打つタマタマ速すぎて見えない……」
「オラオラ!さっきまでイキってたザコメスがよぉ!サーブ譲ってやってんだから、ちょっとはマシな球打ってこいや!」
「ホノカくん……なんか性格変わってない……?」
勝負事は常に真剣、加減は一切せずに全力で敵はぶち殺せ!というのが母ちゃんの教えである。故に俺は勝負事に関しては手は抜かない。
「……ぺっ!この程度の実力で勝負を挑むたァ舐めた真似してくれたなぁ!?勝った方が相手に何でもお願い出来る権だったかぁ?さぁてどんな"お願い"を聞いてもらおうかぁ?」
「あっ……これ絶対えっちなことされちゃうやつ……!」
「ポンコツザコブタが多少は人間様に近づけるように特訓つけてやるよ!手とり足とり朝までミッチリ指導してやる!」
「(どきどきっ!)」
「まずは素振り1マン回だ!」
「しゅ、しゅぶりをそんなにしゅるのぉッ!?」
「オラッ!さっさとラケット握って手ェ動かせやっ!」
「は、はひぃ……!」
ブタちゃんにラケットを使ってのタマの扱い方を朝までミッチリ指導した。
「ぶひぃ……!ホノカきゅんの千本ノックしゅごぉいのぉ……!」
とても健全な特訓をおこない朝方には疲れ果てて泥のように寝る恋衣ちゃんであった。あー、健全健全。すっかり恋衣ちゃんのタマ扱いが上手くなった。ここまでヤレば試合で相手をヘロヘロにし勝って気持ちよくなれることだろう。
あとどうでもいい話なんだけど。卓球してる時に恋衣ちゃんの爆乳が左右上下に暴れてたのは凄い良かった。眼福眼福。
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