愛されなかった少年、VTuberになって新しい人生を歩む。
ゆきもち
第1話 少年、救われる
僕は普段親によく暴力を振られていた。そして、かろうじて行けていた学校でも、いじめられていたし先生は僕のことを見て見ぬふりをしていた。こんな日々を過ごしているといやでもだんだんと慣れてきて、なぜと考えることをやめた。
今日の学校を終えた僕は家へと帰ってきた。まだ親は帰っていないらしい、さて今のうちに部屋を片付けておこう、恐らく酒やらが転がっていると思うのだが、さらに怒って暴力の時間が長くなるから面倒だ。
そうして片づけること30分程度、いつになったら父は帰ってくるのだろうか。そう考えている間に、鍵の音が鳴ったため帰ってきたらしい。まぁ殴られることは確かだなぁ。
***
「いた……い」
なんとか今日の怒りは収まったらしいのだが、予想外なことが起きてしまった。
「まさか……家から追い出されるとはな」
さて、さすがに今日のはやばいかも、意識が薄れてくる。ん?誰かが走ってきているような気がする。視界がぼやけてよく見えないが、一応助けを求めてみるか?
でもまぁ僕を助けてくれる人なんていないか。だって僕は……
side???
さて、今日の仕事も終わったし帰るかな。最近は会社も軌道に乗ってきていて私としてもうれしい限りである。まぁ私はメンバーのみんなが楽しく配信をしてくれるだけでいいわけなんだけど。
「会社が軌道に乗ればそれだけいろんなことができるんだし、そりゃうれしいわけですよー」
ありゃ、誰かが倒れてるようなってなんであんな若い子がこんな時間に、私は思わず走り出した。
「たす……けてくださ」
「ちょっと大丈夫ですか、って大丈夫なわけないか」
さてどうしたものか、ひとまず私の家近いし、安静にしてあげないと。
***
そして、少したって家に着いた私は彼?をベッドに寝かせて、ちょっとした治療をしてあげた。それにしてもなんでこんな傷がたくさんついているのだろうか。子供同士のけんかに巻き込まれたとかかな。
「うーん、分からないから話せそうなら後で聞いてみるかなー」
そういえば、あまり関係ないが見た目は少年のようなのに、声変りをしていなかった。見た目通りの年齢なら、なぜあんなかわいい声が出せるのだろうか。私としてもスカウトしたい人員だね。もう少し人柄を探ってみてもよさそうだ。
そのためにも、好感度の稼げそうな甘いものとか持ってこないとね。プリンとか好きかな?まぁいろいろ準備しとこっと。
「ふふ、起きてくれるのが楽しみになってきたー」
___
作者のコメント
あくまでもフィクションということを念頭においてね。そして、楽しんでくれたら幸いです。誤字とかあったらコメントを残してくださると、ありがたいです。
あと、今回途中で視点が切り替わりましたが、基本的には、話のタイトルにつける方をメインにします。
尺の問題でああいう書き方をすることもあると分かってくださると嬉しいです。
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