名前は『ライラ』
「あ、悪魔…?」
黒い服、吊り上がった目、極めつきは背中から生えた黒い翼。悪魔としか言いようがないものがそこに倒れていた。
「う、うーん」
その時悪魔が身じろぎした。
「こ、ここはどこだ?」
これ……なんて説明すれば良いんだ……?地球って言ってあっちに伝わるのだろうか?そもそもこんなところに悪魔なんて現れるのが……
「っ!あっつ!熱い!」
その時、悪魔が苦しみ出した。多分、雲に隠れていた太陽が出てきたからだろう。
だが待て、大体の悪魔はすぐ灰になって消えるはずだ。だけどこいつは消えない。
どうなってるんだ……?
「誰かっ、いるなら……助けてくれっ」
おっと、そんなことを考えている場合じゃない。俺は悪魔に駆け寄った。
「ちょっと失礼」
「お、おぉ」
こいつがほんとに悪魔なら、家の中に運べば問題ないはずだ。
「よっと……」
こいつ、思ったより軽いな
そんなことを考えながら、悪魔を部屋に入れ、カーテンを閉めた。
「助かった。お主が居てくれなかったら当方は後少しでもで消えるところだった。
なんとお礼を言えば良いか……」
「あぁ。お礼はいいから」
「それでは当方の気がおさまらんのじゃ……」
「いや、でも……」
「だ、駄目か……?」
悪魔にそんな顔されると、こっちが申し訳なってくる。
「わかった、わかったから」
「おお!わかってくれたか!」
「でも、お礼はいらん」
「へ?」
「その代わり、お前のことを教えてくれ」
悪魔は一瞬きょとんとしたが、俺の言葉に納得したのか大きく頷いた。
「『ライラ』。これが当方の名前じゃ」
〜〜〜〜
こんにちは。
まずはこちらの投稿です。
ちょっと短いかもですけど許してくださいな。
夜に書けたらもう1話投稿するかもです。
❤️と⭐️、コメント、レヴュー、アドバイス等待ってます!
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