誰にも愛してもらえない

明鏡止水

第1話

胸と背中に角栓が詰まってざらざらしている


誰にも愛してもらえない


それなら清潔にすることは無意味だ


愛撫してもらえないのだから


髪をトリートメントすることは雑費がかかって罪深い


なにを頼りに生きればいいだろう


美も健康も


すべて自分だけで完結して


死んでしまえば葬儀屋と清掃業者


ひとりよりは


ましなのか


婚活サイト


マッチングアプリ


婚活


恋活


何歳までオーケーだ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

誰にも愛してもらえない 明鏡止水 @miuraharuma30

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ