第1.5話  そのとき心は?

私は朝のSHR中に気分が悪くなってこの前から体調が少しおかしいなって思っていて授業を受けるのがしんどかったから朝のSHRが終わってすぐ保健室に行こうと思った。二葉へ保健室に行くことを伝え、保健室に行ってみるとそこには養護教諭の早田洋子先生がいた。早田先生に体調が悪いことと気分が悪いことを伝えるとまず体温を測らされた。私は脇に体温計を挟み30秒ほど待つと体温がでて37.1℃だった。そして早田先生は私にいつからそのような症状なのかを聞いてきた。私はいつからだったのかと症状を詳細に先生に伝えた。すると早田先生は顔色を変えて「生理はいつからきてないの?」と聞いてきて私は「2ヶ月ぐらいです。」と答えた。早田先生は思い悩んだような様子で私には理解できなかった。そして先生から伝えられたのは「妊娠してるんじゃないの?」と言われ頭が少し真っ白になった。その30分後保健室に二葉が来てくれた。


早田先生は二葉に「先生は職員室に行くから黒島さんと一緒にいてあげて」と告げ職員室に向かった。たぶん担任の佐藤先生(女の先生)に言いに行ったんだろうと思った。万が一妊娠していたらそれは先生達も知っておかなければならないことだ。そういう気持ちを抱えながらも二葉とベッドに座りながらこれまでの事を話した。二葉は私の言葉を頷きながら聞いてくれて私を抱きしめながら「つらかったよね。私には完全には理解できないかもだけど話はいくらでも聞いてあげるから。いつでも言ってよね」と涙ながらに言ってくれた。


そして4時間目が終わってお昼休みぐらいに早田先生が佐藤先生を連れて保健室に帰ってきた。そして早田先生は二葉に「山下さんはお昼ごはんもあるし授業もあるから教室に戻って。あと久保君に放課後保健室に黒島さんを迎えにきて家まで送ってあげるように言っておいて」と言い二葉は私に手を振りながら保健室を出ていった。


少し体調が落ち着いてきたので私は午後からの授業に参加したいと思っていたが早田先生と佐藤先生が午後に話があると言われたので保健室で瞬君が来るまで先生達と話し合いをすることになった。


話し合いが終わって少ししたら保健室に瞬君が迎えに来てくれた。

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