クレヨンの想い出
勝利だギューちゃん
第1話
「なつかしいな」
物置を整理していたら、幼稚園の頃に描いた絵が出てきた。
画用紙に、クレヨンいっぱいで描いた。
「しかし・・・」
当時は、新幹線が好きで、そればかり描いていた気がする。
確かに多い。
家族の絵もあるが、下に何を描いたか、字で書いてあったので、どうにかわかった。
ただ・・・
「あれ?これなんだろう・・・」
得体のしれない絵が出てきた。
いかに子供とはいえ、下手すぎる。
怪獣なのか?オバケなのか?
全く分からない。
それに、記憶もない。
でも、花丸をもらえている。
「本当になんだろう・・・」
悩んでいると・・・
「それ、お義母さんじゃない・」
「えっ」
今は妻となった、幼馴染の女性がいた。
「あなた、描いてたじゃない」
「何を?」
「怪獣ババゴンの逆襲って」
想いだしました。
パーマヘアーで、角が生えていて、しもぶくれで牙があり、
三段腹で大根足で、口からは火を吐いていて・・・
特徴をよくつかんでいた。
怒られてな
いろいろな意味で・・・
そんな母も、もういない・・・
あの頃が懐かしい・・・
クレヨンの想い出 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
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