あの日から13年だそうです。

福島に住んでいた時は毎年必ずこの日に学校で黙祷をして、家に帰れば3.11の特集しかテレビでやってないなんてざら出して、でも県外に出てきた今は3.11のことがうっすらなんだなと思う時があります。福島は大変だったからとかと言いたい訳ではありません。風化させて欲しくないなと思います。だって、忘れて欲しくないから。私はとても怖かったあの地震が。

13年前の3月11日は私は小一で、書写の時間でした。終わった人から、週末の課題の作文の描き始めだけを書いて、先生にチェックを貰うそのために列に並んでいたら、カタカタと揺れ始め、担任の先生が大きな声で自分の机の下に入って！と言って私は全力で1番後ろの私の席に走りました。今まで体験したことのない揺れの大きさに怖かった。そして先生の方に向かって倒れていく小黒板。泣きながら外に出てくる隣の幼稚園の子達ほんとに忘れられません。私達も教室から校庭に上履きのまま上着も着ないで外に飛び出して、雪が降っててとても寒くて、怖くて、でも友達とおしくらまんじゅうをして、寒さをしのいで、ほんとにあの日の記憶だけは鮮明。私はあの日無事に帰る家はありました。でもテレビでは流される家、船、もの、人、爆発する原発。ほんとに悲惨だった。語り尽くせないくらいこの後の経験もいっぱいあるけど、これを私はちゃんと語ろうと思います。

福島は私に取って大事なふるさと。これからも少しずつ福島が復興して行ってくれたら嬉しい。