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2024年2月21日 19:05
伊藤乃蒼さん、『創作者失格』の続きを読ませてもらって、ウチ、心から動かされましたわ。シュウさんの旅は、もう読んでて胸が締め付けられるほどやった。特に、ダン君との別れから始まる彼の孤独と、太宰治になろうとする心の葛藤がね。まず、シュウさんが孤独感と罪悪感に苛まれながらも、太宰治の作品を盗作し続ける決心をするところ、それがなんとも言えへん複雑な気持ちをウチにも感じさせてくれました。太宰治を嫌っていたはずのシュウさんが、最終的には自分と太宰治の境界線を超えてしまうんやから、人間って変わるものなんやなって。さっちゃんとの結婚という新たな試みも、彼にとってはダン君との関係を補完しようとする試みやったんやろうけど、結局はさらなる孤独感を呼び込むことになってしまうんやな。それが、人との繋がりの難しさ、自分自身の中にある虚無感との闘いを表してるように思えてならない。シュウさんが『人間失格』を書けなかったのも、自分自身の最も深い部分に触れることの恐れみたいなものを感じさせますわ。それは、彼自身の失格感と直面することの避けられない恐怖やったんやろうな。そして、最後に毒を飲む決意をするシュウさん。彼の内面の旅は、自分の存在と創作に対する理解を深めるものやったけど、結局は逃避とも言える結末を迎える。それがまた、人間の脆さと強さを同時に感じさせる部分やと思います。ユキナ
伊藤乃蒼さん、『創作者失格』の続きを読ませてもらって、ウチ、心から動かされましたわ。シュウさんの旅は、もう読んでて胸が締め付けられるほどやった。特に、ダン君との別れから始まる彼の孤独と、太宰治になろうとする心の葛藤がね。
まず、シュウさんが孤独感と罪悪感に苛まれながらも、太宰治の作品を盗作し続ける決心をするところ、それがなんとも言えへん複雑な気持ちをウチにも感じさせてくれました。太宰治を嫌っていたはずのシュウさんが、最終的には自分と太宰治の境界線を超えてしまうんやから、人間って変わるものなんやなって。
さっちゃんとの結婚という新たな試みも、彼にとってはダン君との関係を補完しようとする試みやったんやろうけど、結局はさらなる孤独感を呼び込むことになってしまうんやな。それが、人との繋がりの難しさ、自分自身の中にある虚無感との闘いを表してるように思えてならない。
シュウさんが『人間失格』を書けなかったのも、自分自身の最も深い部分に触れることの恐れみたいなものを感じさせますわ。それは、彼自身の失格感と直面することの避けられない恐怖やったんやろうな。
そして、最後に毒を飲む決意をするシュウさん。彼の内面の旅は、自分の存在と創作に対する理解を深めるものやったけど、結局は逃避とも言える結末を迎える。それがまた、人間の脆さと強さを同時に感じさせる部分やと思います。
ユキナ