二十九日目 気持ち①
2日後。
とりあえず研究所に来ては見たものの俺はまだ決めあぐねていた。
俺はあいつを止めるべきなのか。手伝うべきなのか。
自慢以外のなんでもないかもしれないが、俺はどっちにつこうと結局は捕まることは無いと思う。
隠遁生活をしても見つかることは無いと思うし、国の味方につけばそりゃ何も起きない。
あとはただただ俺の気持ちの問題だ。
研究所を恨む13の気持ちだって痛いほどわかるが、国の思う“正義”はそうでは無いのだろう。
だが、それでも、
俺は前に進むと決めたから。
過去のことは思い出さないと決めたから。
璃子はどちらを望んでいるか。
雨方先生はどちらを望んでいるか。
13が、目の前に現れる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます