二十六日目 再会②

な、に!


No.13?


衝撃を受けるが、すぐに気を取り直して電話に戻る。


「OK、ありがとう。で、昨日N町であった事件は13の仕業とみていいのかな?」


『ははっ、さすがに立ち直るのが早い。ああ、そうでは無いかと私は踏んでる。と、詳しい話をする前にひとつ、これから何を聞いても君は暴れないと誓うかい?私はそれでもいいと思ってんだけど国はそうは思わないだろうし』


「ことにもよるけど…わかった、誓うよ。」


『まあ、原因に関するところなんだけどあんな仲間思いだった13が暴れたのには理由がある。それは、国によって、かつての仲間たちで成果を出せなかった者が消されていったから。』


「前言撤回、国を殴り飛ばしてやりたいぜ。っていう冗談はさておきなんで俺にはそんの情報が流れてこなかったんだ?」


わりと冗談では無いけど


『多分国が無駄に気を使ったんじゃない。真相を知って君が暴れないように。そして、第二位以下には荷が重すぎる。君でもトントンぐらいの相手なんだ。彼らには無理だ。』


「なるほどね。で、俺はどうすりゃいい?あのまま野放しって訳には行かないし。」


『ははっ、よくわかってるな。私の伝えたかったのはそれについてだよ。昨日付けで私に13から一通のメールがあった。内容は君と2人きりで会いたいだとさ。場所はN町らしい。』


「了解、必ず行くと伝えてくれ。」


『ああ、任せてくれ。じゃあこれにて。』

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