十七日目 遠足②

「はぁ、疲れた…。」

なんだかんだあり、やっと館内に入ることができた。


あんだけみんなに期待の眼差しで見られたら、色紙も断るに断れねーよ。


よし、とエントランスを見渡し今日の生きる気力を失った。


館内地図があった。


能力についてだいたい30%

他のレベル5について20%


残り俺について50%


なんだよこれ!


こんな忖度いらねーよ!


「敦也、良かったね。」


「私のそんなになくてよかったわ。」


その日は、俺への煽りがやまなかったのはいうまでもない。

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