八日目 god bless you

◆阿紫上敦也◆

「くあー、よく寝た。久しぶりだなでてくんの。」

ほんとにいつぶりだろ?


「敦也?なの?」

表の俺が仲良くしてた人だ。


「俺がレベル5第一位阿紫上敦也その人だけど?」

そういえば俺は言っていなかった気もする。


「じゃ、申し訳ないけどちょっと寝ててくれ。表の俺しか知らないならこれからの事は見てて欲しくない。」

そういうが早いか璃子を眠らせる。


「しー。状況を教えて。」

なんでか”俺”は緋村のことなんでか『しー』って呼ぶんだよな。


「第二位が能力を止めてて、他のレベル5も全員学校にいる。」


「分かった。じゃ、生徒たちの警護は任せれるよね?」


「そんな簡単そうに言って…。」


「その変わりっちゃなんだけど、他のレベル5は任せて。」


「できるの?」


「俺を誰だと思ってんの?」


「それでこそ敦也って感じだね。ま気をつけてね。」

と、海稀。


そこで俺たちのやり取りを静かに見ていたクラスメイトたちにこんなことに巻き込んだお詫びにせめてとばかりに呟く。


「god bIess you」

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