幸運と悪運
@curisutofa
幸運と悪運
『成る程な。天から根元魔法の素質を授かりはしたが、
街の治安維持を担う警備隊の取調室で、隊長さんが身柄を拘束して
『天から根元魔法の素質を授かったからといって、全員が
ボクはひいお爺さんが
『少し不愉快かな』
魔道具を悪用していた詐欺犯の身柄を拘束する際に、警備隊に協力した学園で根元魔法を学ぶ男子学生の
『ボクの家は確かにお金持ちだから、学園での学費は全額お父さんに出してもらっているけれど、共に学ぶ学友の中には、学費だけで無く生活費も全額自分で稼いでいる人が居るよ』
ボクの話しに隊長さんが頷いて。
『
詐欺犯のいいわけを聞いていると、誇り高い生き方をしているボクの大切な
『
ボクの話しを聞いた詐欺犯は、自らを恥じたのか俯いて黙ってしまったので隊長さんが。
『天から根元魔法の素質を授かったのは間違い無く幸運だったが、自らの境遇に負けて正しい扱い方を選べなかったようだが、これからやり直す事は出来るぞ。刑期を勤め上げるまでに、今後の人生の生き方について考える時間はあるからな』
『…はい。隊長。真剣に考えてみます』
詐欺犯の人は刑期終了後に第二の人生を始める機会を得たから、悪運が強い人なのだと思うな。ボクの大切な
幸運と悪運 @curisutofa
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