KAC20237_いいわけ作品。決闘シーンから始まる時代物。それは愛の物語だった。とにかく、その世界観を堪能していただきたい。美しい文章が織りなす繊細な描写が脳裏に画を浮かばせる。人物の心理も深く掘り下げ、読み手をたちまち引き込んでゆく。決闘の先にあったのは思いもよらぬ展開。それは紛うことなき愛の物語だった。気持ちが溶け合う二人。それを見つめる語り部。儚い物語が心を揺さぶる。KACの一編の枠を超越した良作。是非是非~