遅刻
川向こうのジェロ吉さん
第1話 遅刻
少しの残業を終わりにして俺は走る。
そして駅、改札抜けても白線の上で足踏み。
「絶対に不味い、遅れるては大切な日なのに」
電車が来る、その電車に乗るがその中でも足踏みしている。
でも電車は止まる。
「人身事故で少しの間停車します」
それから3つ先の駅に着いた俺は走る改札で捕まる。
定期の区間を外れてるとの事料金を払う。
また遅れた。
俺は走るあの店に、そして駅ビルを出てテイシユ配りの女性にぶつかりテイシユを拾う。
「ごめんね」
そして俺は走るあの店に向かって。
そして怖いお兄さんにぶつかる。
「おい肩の骨折れたぞどうする」
「兄貴そこの路地に行きましょう」
俺は連れていかれる細い路地に顔を殴られて10000円払って開放かれる。
俺は走る前に警察に捕まる。
「さっきの件で交番までご同行お願い出来ます」
俺はまた連れていかれる。
そして開放また俺は走るあの店にトラブル無く着くことを祈りながら!
俺は走るそしてとうとうお店に着く。
ドアを開けて店内を見渡すキョロキョロ。
いた彼女だ。
近づき椅子に座る。
笑顔の彼女にここまでの経緯を話す。
ニコニコ顔の彼女の目が吊り上がるのがわかる。
でも真実だ、最初の仕事のミス以外俺のせいでは無い。
テイシユ配りの女の子も怖いお兄さんもお巡りさんさんも電車もそうだ。
でも彼女は笑顔だが目が吊り上がっている俺は遂にこの言葉を言う。
「遅くなったが俺と結婚してくれ」
俺は言った今日ここで言うと誓ってから考えたシンプルな言葉。
そして彼女の言葉を待っている。
「分かったはいいわけ・・・・こんするわけ無いだろー。
こんな嘘の事などあるわけ無いわよ、言い訳するならもっとマシな話して。
バシャコップの水をかけられる。
「顔洗って出直して来て!」
そして俺の第一回プロポーズは失敗に終わった。
帰り道考える確かに嘘のような言い訳だが実際にあったのだから仕方ない。
俺の言い訳は夜に木霊する。
遅刻 川向こうのジェロ吉さん @fin77
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