第02話 同級生対談企画:01

国営放送NHK風 対談企画Interview&Interview


【汎用的ゲーム理論】

『04月』白羊宮 大泉大羊【男性】「オオイズミ タイヨウ」

『05月』金牛宮 宇治川悶【女性】「ウジカワ モン」

「モンちゃん、久し振り」

「お久し振りです、タイヨウさん」


Mugen巡海がクラスメイト探訪を始めた頃に、

宇治川は「うつ病」をカミングアウト。

同時に少年英雄団の宣伝を始める。


「facebook見たよ。面白いことを始めたね」

「お恥ずかしい限りで。皆さん、呑み込みが早いですね」


 彼女を勇気づける名目で、クラスメイトがこぞって

少年英雄団の遊戯を開始。

 課金額はピンキリだが、皆、一様に貯金額は充実していた。


「DenDen+BowBowだっけ?」

「Den☆Bowちゃんですね。ジョーザーって知ってます?」


「JoJo関連かな?」

「ジョセフ&シーザーです。青属性は2枠目の争奪戦で……」


1234枠の内、2回目に登場する2枠目に

「青」属性を差し込みたいが、モンちゃんは二択で悩んでいる。


「更に言うと、JKFちゃんが2枠で機能すると……」

「JKFって【偽恋】GIRENの?」


「青」属性以外の候補者が現れて、混乱気味のモンちゃん。

JKFが2枠で出来ることとは?


「JKFちゃん、2枠だと行動力+1だし、これから宝玉を与えて行って……」

「やることが多いって嬉しい悲鳴だね。2枠に3人の候補が居るならさ」

「は、はい……」

「何度も反復試行を繰り返してみるのがいいよ。必ず最善策はある」


タイヨウに話を聴いて貰い楽になるモンちゃん。

今度は麻雀について訊いてみよう。


「あのう、私、マージャンやったこと無いですが……」

「うん、じゃあ、ドンジャラは?」

「ええと……それも、余り……」

「そっか、じゃあ、トランプでやってみようか」


 デイバッグからコンパクトなトランプを取り出すタイヨウ。

簡単にルールを説明する

「例えばね、5枚取って11122で完成。12344でも完成」

「じゃ、じゃあ、777QQでも完成ですか?」

「おお! 筋がいいね! JQK11でも完成だよ。つまりは……」

「111 123 777 JQK 22で完成?」


 テーブルに拡げた数枚のトランプを一定の法則で並べ

審判を待つモンちゃん。


「大大大大大正解! 今度、ノーレートの通信麻雀しようよ。」

「りょ、了解でございますっ……」


 ノーレートが何であるか察したモンちゃん。

初心者想いの優しい提案だ。

タイヨウが踏み込んだ麻雀話をするには

ビギナーのモンちゃんには荷が重いかも知れない。


 そう言う話は別のクラスメイトに持ち掛けたらいいし

モンちゃんも少年英雄団のあれやこれやを

広範囲に訊いて回ることを決意したのであった。

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