岡崎弘子、魔法少女になる。
山下若菜
落ちる、国。
「…そうか、我が王国は【落ちる】のか」
青い青い空を見下ろして、王は一言そう呟いた。
「申し訳ございません」
宰相マニータは深く頭を下げる。
「文房具愛の低下は…事実です。ですがこの異常な速度の落下は未だ原因不明であり、現在も調査中です」
「顔を上げてくれマニータ。有能な君の働きを持ってしても国が落ちるというのなら、それは抗えぬ運命だということなのだろう…」
儚く微笑む王に、宰相マニータは顔を上げた。
「諦めないでください。私めの命賭してでも、必ずやこの【文具王国】を守ってみせますから」
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