女神極道
Li'l Hatter
極道の女神
むかーしむかし、あるところに不真面目な若者たちがいました。ある日、不真面目な若者たちは内輪受けのつもりで泉に『登山標識』を放り投げてゲラゲラと笑いました。すると、泉から『着物を着た女神様』が現れ、
「テメェらのケジメはドスですか?それともチャカですか?」と尋ねました。
「じゃあ目の前のネェチャンで!」
と若者がゲラゲラ笑いながら答えますと、女神様は若者の小指にドスを突き刺しました。そして、「あ"ぁ"……」という若者の声と共にドスは地面に転がりました。若者は小指を押さえながら、涙目で言いました。
「いてぇぇええーー!! 血が…血が出てるじゃねぇかぁァァーーーッッ!?」
「アホンダラァ!! これはテメェらへの罰だ!!甘んじて受け入れろォ!!」
そう言って、女神様は血まみれになったドスを拾い上げました。
「この程度の落とし前で済むと思うんじゃねェぞ? 次は何時になるかわからねぇーが、またそっちの家にカチコミに行くからよぉ…覚悟しときやがれよオラァッ!!」
と言って、女神様は中指ポーズで泉の中に戻っていきました。こうして、女神様のおかげで、不真面目だった若者たちは真面目に働くようになりましたとさ……。
麺だし麺だし🍜
女神極道 Li'l Hatter @lilhatter
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