字を読むのがそもそも苦痛な人は、本を読まずに感想文を書くチャレンジをしてみる?

かなりいい加減な事を書いています。

そろそろ、学校の先生とかに見つかったら怒られそうです。

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なんていうか、世の中には「そもそも字を読むのが苦痛」という人もいらっしゃいます。

そういう方にとっては、読書感想文を書くという課題は拷問にも等しいのでしょうね。


運動苦手なのに運動会で走らされたり、絵を書くのが苦手なのに友人の似顔絵を描かされたりするぐらい苦痛に違いありません。


だったら、字を読まなきゃ良いんですよ。

なんとか、字を読まずに読書感想文が書けないかを思考実験してみました。



1.図鑑や写真集で感想文を書く


 図鑑や写真集だったら、ほとんど字を読まなくても良いじゃない。やったぜ!

前のページでも読書感想文コンクール自由読書部門の対象となる本について紹介しましたが、図鑑や写真集も対象になっています。

 このエッセイの一番最初の記事で書いた「文字数を稼ぐ方法」では、写真集や図鑑の場合はこんな感じに書いてみたらどうだろうか? というのも記載してあるので良かった読んでみてね。


 あとは、絵本とか。

 課題図書だと、対象年齢に応じた書籍が選ばれていたりもするけれどさ。別に高校生が絵本を読んで感想文を書いてはいけないなんて事もないわけですし。

 絵本から何か感じ取れることがあれば、ちゃんと感想文は書ける物ですから。


 字を読むのが苦痛な人は、字の少ない本を選んでみても良いんじゃないかなと思います。



2.Amazonのオーディブル



写真集や図鑑、画集等の絵が多くて文字が少ない本ですら読みたくない。

そうしたらもう、読まずに書くしかないですよね。

じゃあ、本を耳で読みましょうか。


Amazonのサービスにオーディブルという物があります。

どういった物かというと、プロのナレーターさんや声優さんが本を朗読している音声をアプリで聞くことができるというサービスです。

同士少女よ敵を撃て、とかもうオーディブルになっていましたよ。早いね。

このサービスは、本文を朗読しているので本と内容が同じです。聞いた内容について感想を書いておけばまずバレ無いと思います。たぶん。

もしくは「電子書籍不可って書いてあったけど、オーディブル不可とは書いてなかったモンね!」と開き直りましょう。


ただ、一冊分の朗読を聞くのに結構時間が掛かります。

同士少女は15時間、ミヒャエルエンデのモモが12時間、宮沢賢治童話全集は34時間です。

その代わり、普通の読書と違ってながら聞きができるのが特徴です。

部活に向かう電車やバスの中で。お風呂に入りながら。ZWiftしながら。

何かをしながら耳から読書ができるので、時間の有効活用ともいえるかもしれません。

ただし、ながらの方に気をとられて内容が入ってきていなかったりすると結局感想が書けないということになるかもしれないんですけどね。



2.ドラマCD


ドラマCDというものがこの世の中にはあるんですが、これは圧倒的に漫画やゲームが原作であることが多いんですよね。小説本編をドラマCD化したものってあんまり記憶にありません。

青少年読書感想文コンクールでは漫画でも応募ができるので不可能ではないのですが、本の朗読音源とは違ってドラマ仕立てになっているので内容が変わっている可能性があります。

脚本家が間に入っているのですよね。

ドラマCDは文字通りドラマなので小説で言うところの地の文が読まれません。その代わりに、登場人物の台詞で説明することがあるんです。


「髪に何かついているよ」

そう言ってカインはディアーナの髪の毛をひとすくい持ち上げると、そこにぶら下がっていたみの虫をつまんで放り投げた。

「ありがとう、お兄様」

飛んでいくみの虫を目で追いながら、ディアーナはカインにお礼を言った。


という小説があったとして、ドラマCDだと


「髪の毛に何かついているよ。髪の毛を持ち上げてみせてもらうね」

サラァ(効果音)

「ありがとうお兄様。あ、みの虫がついていたのですね」

ヒューン(効果音)

「お兄様が放り投げたみの虫があんなに遠くに飛んで行ってしまったわ」


見たいな感じで、台詞で説明していたり効果音が入ったりしてるのですよ。

これで感想文を書いてしまうと、さすがに先生にはバレるかもしれませんから、感想の書き方に工夫が必要になりますね。

登場人物の台詞について言及しないとか、細かな動作について言及しないとか。


また、ドラマCDはオリジナルエピソードになっていたり、原作既読の人じゃないと話がわらない程度に端折られている(ダイジェスト版になっている)事もあるので注意が必要です。

ドラマCDでも読書感想文は書けるかもしれないけど、大分工夫が必要かなと思います。



3.図書館や児童館の読み聞かせイベントに行く


夏休みなどになると、図書館や児童館で幼児向けの絵本の読み聞かせイベントなんかが開催されることがあります。

そこに参加したり、「たまたま近くの席に座っているだけで読み聞かせを聞いてるわけじゃありませんよ」という顔をしながらこっそり聞き耳を立てたりして、司書さんやボランティアさんの絵本の読み聞かせを聞いて、その絵本の感想を書くんです。

読み聞かせイベントでは、読み聞かせが終わった後に聞いていた子たちに感想を聞いたり物語を解説してくれたりすることもあるので、そちらも聞いておくと感想文を書くヒントが得られるかもしれません。

上の方でも触れましたが、中学生や高校生が絵本で読書感想文を書いてはいけないというルールはないので、読み聞かせイベントで使われる本が絵本ばかりだったとしても、読書感想文を書くのには何の問題もありません。



4.映画やドラマやアニメを見る


最終手段ですね。

書籍が原作になっている映像化作品を見て感想を書くのはどうでしょうか。

ただし、ジブリの魔女の宅急便を観て門野栄子さんの魔女の宅急便を読みました!って感想を書いたらまずバレるじゃないですか。

「原作に忠実だった」「原作通りだった」という評価がされている作品を選ばないとだめですよね、たぶん。

あと、具体的な台詞や背景、小物なんかについて言及するとバレそう。

映画を観て理解できたあらすじと、人物の行動について感想を書くのがよさそうかな。


本を読んで感想を書きました、と嘘を突き抜くにはかなり工夫が必要そうです。これはやってみたことがないのでわからないですが、やってみたい人は頑張ってみてくださいな。

そして、どうなったか結果を教えてくれるとうれしいです。



5.他人の感想やレビューだけ読んで、書籍は読まないで書く


そんなことできるかはわからないけど、誰かチャレンジしてみて欲しい。

Amazonレビューや読書メーターなどの感想、書店のPOP、通販サイトの商品紹介文などから内容を想像して書くというチャレンジ。

先生と自分、だますかだまされるかのハラハラドキドキチャレンジですよ。

宿題の読書感想文をエンターテイメントに。あなたのクリエイター魂が試されます。


なるべく読書感想文のサンプル数が多くとれる作品を選ぶことがポイントですかね。

複数の感想やレビューから共通して拾える部分を洗い出し、どういったあらすじの本であるかを想像する。

想像したあらすじと、他人の感想欄から読み取った喜怒哀楽をくみ取って感想文を書く。

そんな手順でしょうかね。


お勧めはしません。

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そもそも、文字を読むのが苦痛な人はこのエッセイを読むのも苦痛なのではないかという問題がある。

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