レインボーロード

エピローグ

第1話 別れた世界

CH(クリエイト·ヒストリー)071年。宇宙から突如太陽系に現れた未確認生命体『レーヴェン』。

『レーヴェン』は地球多国籍国家群『EMNG(エミング)』の火星圏居住エリアを瞬く間に蹂躙すると、そのまま地球圏へ侵攻。月を掌握し母なる星への侵攻を企てていた。

『レーヴェン』に対して『EMNG(エミング)』はこれ以上の進行を阻止する為に『オペレーション·カグヤ』を発動。月を大量破壊兵器で破壊することで月にいた『レーヴェン』を殲滅することに成功し、僅かながらではあるが『レーヴェン』の侵攻を遅らせる時間稼ぎをすることに成功した。

多大な犠牲を払い稼いだ時間で再建を目指す『EMNG(エミング)』。しかし一度纏まったはずの国々は破壊した月で見つかった未知の元素『マーズバース』の発見を契機に意見が割れる。

やがて意見の対立が相互不審を生み、欺きあい、やがて力を行使するようになる。

事態を重くみた『EMNG(エミング)』が提案したのは

決闘…………。

最短でも8ヶ月とされる『レーヴェン』の侵攻までに早急に立て直す必要があると判断した『EMNG(エミング)』は1月で立候補2月の準備期間そして3月の決闘期間を与えた。

半月後。立候補した6勢力の代表者が『EMNG(エミング)』直轄基地『南極』に集結。

ここに『EMNG(エミング)』での主導権をかけた決闘『デュエル』が幕を開けた。