バハムート伝説
霜花 桔梗
第1話 聖女との出会い
私は旅の女戦士、賞金稼ぎだ。名前はサナ、相棒のフェアリーのウエルと共に旅をしている。今は迷いの森で難儀している。
うん?
森の奥の方にモンスターに襲われている少女が居た。
「助けるか?」
「勿論」
相棒のウエルと共にモンスターに襲いかかる。モンスターは獣人であった。獣人は錆びた剣を使い戦闘になる。
私は自慢の『フェアリーソード』を使い簡単に獣人を蹴散らす。
この『フェアリーソード』はフェアリーの国に伝わる。聖剣である。ウエルとの二人旅の理由に繋がるがそこは追々にして。
それで助けた少女ははるか東方の国の巫女装束なる恰好であった。
「ありがとうございます。私はプラハ、神々に仕える聖女です」
はー聖女様ね、賞金稼ぎの私には縁遠い存在だ。
「サナ、この娘にボディーガードとして雇ってもらわない?」
ウエルが意味深な発言をする。ウエルはこぶし程の大きさで空を飛び、レオタードのような姿のフェアリーである。また、ウエルは女子が大好物なのである。公私混同であるがまとまったお金になりそうだ。ウエルは商売の表情になりプラハと交渉する。
お金の交渉はウエルの担当である。バカな私にはウエルは良き相棒である。結果は交渉成立、私達はプラハに雇われることになった。
「それで旅の目的は?」
「私の国ではバハムートを守り神として崇めるのですが、バッハ帝国の奇襲に合いバハムートが瀕死になってしまったのです。そこで、伝説のバハムートの里に行き、傷を治してもらうのです」
プラハは荷物の中から琥珀を取り出して見せる。それは琥珀の中に眠る小さなバハムートの姿であった。
これが伝説のバハムートか……。
バハムートの牙は不老不死の効果があるとされて時の権力者に狙われるという。バッハ帝国に狙われるのは不思議ではない。
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