っす口調の後輩女子と球を飛ばすギャンブルについて話すだけのラブコメっす
山外大河
っす口調の後輩女子とパチンコの話
最近紆余曲折あってバイト先が同じの一学年下の後輩女子と出掛ける事が多い
「ゲーセンとかに置いてあるパチンコとかスロット打ってる人って、なんでパチンコ屋さんに行かないんすかね? 不毛じゃないっすか?」
「さあ、なんでだろうな……当たり前だけどパチ屋とか行った事ねえからしらん」
自己申告では身長150センチだがどう見ても145センチ程しかない後輩と、軽く立ち寄ったゲーセン帰りにそんな会話を交わす。
「先輩はアレっすか。18歳になったらそういう所とか行くんすか?」
「いや自分からは行かねえかな。あんまギャンブルって良い印象ねえしな。まあ誰かに誘われれば付き合いとかでいくかもしれねえけどよ」
「入り浸らないでくださいっすよ。お金も時間も勿体ないんすから。どっちももっと有益な使い道があるっす! そんな事に使ってる暇はないっすよ」
「有益ねえ……例えば?」
「…………言わせんなっすよ」
「……?」
イマイチ後輩が何を言いたいのかは分からなかったが、そこでふとパチンコ屋に通っている従兄が言っていた話を思い出す。
「入り浸る入り浸らないで言えばさ、初めて行くパチンコって死ぬ程負けた方が良いんだと。最初の大勝が逆にアンラッキーだ」
「え、なんでっすか? いやあんまり行かないで欲しいっすけど、行くなら勝った方が良いんじゃないっすか?」
「いや一回ビギナーズラックで勝つとその印象が強く残って、次も勝てるってズルズルと通うようになったりするらしい。成功体験で駄目になる訳だな。でも一発目でトラウマになる程負けたら、嫌な印象しか残らねえ訳で。自発的には行かなくなる可能性が高いとかなんとか」
まあそういうエビデンスがあるのかどうかは知らんけど。
「成程……じゃあ先輩。もし誰かに連れられてパチンコ屋に行く事になったら、死ぬ程負け散らかしてください! いやもう消費者金融使う一歩手前位に」
「そこまで追い込まれたら入り浸らなくても既にヤバいんじゃねえかな……」
PS 先日従兄の五万円がヤク○トになったらしい。
……それ聞くとやっぱりあまり行きたくはならない。
その予算使って後輩と遊びに行く方が遥かに有意義だと、そう思う。
……まあ高校卒業するような歳になってでも、こうやって遊んでいる間柄な のかはわからねえけどさ。
そうであってくれたら結構楽しいだろうなって、そう思うよ。
───
作者です。
数日おきにカクヨム公式から出るお題通りに新作小説書いてく奴(今回はアンラッキーセブン)
可能な限りこの二人で新作の短編形式で出してく予定です。
よろしければ数日後また見つけてください。
それか作者フォローとかしてくれたら通知も行くと思います。
あと今回含めて反応良かったら連載でやろうかなとも思ってるので、反応頂けると嬉しいです。
……この題材だとパチンコの話しか思いつきませんでした。
僕は入り浸ってます。
っす口調の後輩女子と球を飛ばすギャンブルについて話すだけのラブコメっす 山外大河 @yamasototaiga
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます