第8話 おおお!!飛べる飛べるっ!!

スキルの下の方にある + を押すと 数え切れないほどのスキルが出てきた


えーとえーと…………


あった!!


飛行スキルっ!!


〖飛行〗

消費スキルポイント 5

自由に空を飛べるようになる

永久的に飛べる

所有スキルポイント 25



これだァァ!!!


早速 画面の下にある習得を念じる


体が光に包まれる。


この前もこんな事あったよな。

そうだ!この前索敵習得したじゃん!

索敵使ってないな…………これからもっと使うようにしよう…………


光が収まってきた時、脳内に声が響いた


〖スキル”飛行”を習得しました〗


よし!早速飛ぶぞ!!


自身の黒い翼を羽ばたかせる


体の浮く感覚がする。

地面が下に向かっていく。


飛んでるぅぅぅぅう!!

某ネコ型ロボットの歌で

「そ〜らを自由に とーびたいな☆」

とはあったけど!!

自分がその当事者になるとは思わなかった…


結構な高度まで来た。

ビル10階位かな?

どうやら滞空もできるようだ。


周りを見渡す


その景色にハッとした


下は木に囲まれ、あまり異世界とは感じず、ただ単に森位と思っていたが……



違った


異世界だ


明らかに現代の日本とは違う景色が広がっていた。



まず目に付くのは 大きな木。宝石のようにきらびやかに光っている。異世界ファンタジー大好きの僕にはすぐに分かる。


_____世界樹だ______



世界樹だけでは無い。


右には針山の様な連なりの山


左には……なんだこれ……お城……?


これも少し時間を要したがわかった。


まさか……”魔王城”か……?


後ろには海……だが……

青くない……!


僕の目に写った海は


灰色だった


やっぱ異世界だな……うんうん……


その美しい景色に感激しながら実感する。


世界樹が綺麗だな……そこに行きたい……


翼を羽ばたかせ、世界樹の方へ向かう

信じられない程の速さで景色が後ろへ流れて行く。


は、速い!!すぐ着きそうだ!


そんな事を思うが なかなか着かない


なかなか着かない……?


脳内にふと考えが浮かぶ


世界樹ってクソでかいから遠近法使ってもでかいんじゃね……?

まずこの世界が丸いのか分からないが 視界に写ってるってことは5km位だろう……


周りの美しい景色を観ながら高速で移動する








美しい景色に見とれすぎて警戒心が緩んでいた



「ギャゥゥンッ!!!」


そうだ



後ろに近づく影に気づかなかった





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