第2話 うわ、想像以上に異世界だぁね

ぇぇぇぇぇぇ


その声はエルに届く事は無く、目の前に真っ白な光が…………


ん?暗い?


なんも見えない!しかもなんか狭い!きっつ!!!早く出たい!!!


僕は全ての力を出してその狭い空間を蹴破った



パリパリパリッ


あ!光だ!早く外に行こう!


ぷはぁ、狭かった…………


ずっと暗い所にいたのか 急に来た光に目が眩む


目が慣れてきた頃 初めての異世界にワクワクしながら周りを見る


卵の殻…………だ

あ、ここから生まれてきたのね。

白いなぁ しかも金色の模様か

綺麗だねぇ

じゃあ僕も綺麗かな…………!!!


都合よく湖があるぞ!!!!ドラゴンだし!かっこいいかな?ちょっとは期待してもいいかも!!


チラリ



お、ぉぉぉぉぉぉ!!!





その水面に写ったドラゴンは光のように白く、所々に生えている金色の鱗が日光を跳ね返し、きらびやかに光っている。

右の瞳は透き通るような深い蒼

左の瞳は全てを見通すような翠

そのドラゴン全てが美しい。そう思えるほどであった。




我ながら美しい!てか本当にドラゴンだ!鱗あるし羽生えてる!あ、でもツノは無いな。成長したら生えるかな…………?


そうして自分の容姿に見惚れていると

頭の中に無機質な声が響いた

「称号”ナルシスト”を獲得しました」


おや?この声もしかして…………

天の声的な?


僕は獲得した不名誉(?)な称号になど目もくれず、その天の声的な何かに興奮していた


この声が聞こえるということは…………

漫画でよく見る言葉を真似してみる


いまはドラゴンの為 言葉が喋れない

なので念じてみる





『『ステータスオープン!!!』』



あとがき

初心者な作者です。王道の転生ファンタジーですね。‎♡と☆ ついでに応援コメントしてくれたら作者は狂喜乱舞して喜びますよ。良ければPVしてくれないかなあ



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