第65話
いや、終わらないのだけどね?
「いや〜生まれて初めての経験だったよ…」
頭のてっぺんから腰あたりまで唾液まみれでつぶやく感想。
「すみません、あまりにもムカつくもので」
これまた素直に怒ること。
端的にまとめると、煽りすぎて頭から喰われました。そして死にました。
ということです。ご理解ください。
「ワシも怒る時は怒るんですよ?あんまり舐めてると消し炭かペロッと一飲みです。人をペロッと一飲みですよ。他にもいろいろありますが」
「すみませんでした。程々にするので許してください。ん?今ワシって?」
「ドラゴンなので、一人称は色々あるんですよ。ワシとか私とかわたしとか余とか我とか。ドラゴン界は力こそ序列ですからね、舐められたらおしまいなんですよ」
「なんかヤンキーみたいだねそれ」
「なんですか?それまあ知りませんけどそんな感じです。基本は私、ですけどね」
「はあ…そうで…左様でございますか」
「あまり気にしないでください、特に深い意味はないので」
さいですか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます