第04話 PriTubeについて
【PriTubeについて】
呼び名は元々の監獄での配信を行ってきたPrisonTubeが由来である。
参加者は人権を剥奪された犯罪者である。
例外はなく報復目的の非犯罪者も参加時点で人権剥奪とする。
基本的に
これは配信を考慮した措置であり、血や臓物等が噴出した場合も、エフェクト表現を利用することで配信基準をクリアするためのものである。
また、性別や体格を隠すことで見た目からの情報を制限し、
配信はリアルタイム配信ではなく、およそ5分ほどの遅延ライブ配信とする。
これは配信時のAIチェックを行う時間である。
違反した場合、腹部に埋め込んだチップが爆発し死亡することとなる。
また、個人名は喋っても問題ないが、配信時にマスクされ規制音に変換される。
これも後述の視聴者告発を考慮した措置である。
【ゲーム方針について】
ゲームの基本方針は参加者同士の殺し合いである。
殺した相手の懲役分、自身の懲役から引かれるものとする。
相手の懲役年数は明かされないが、聞き出す等は問題なしとする。
定められたフィールド内で定められた日数争うこととする。
接触した場合、接触を試みた
接触された
接触された
これは体格差による有利不利を限りなく少なくするための考慮である。
だが、死んだ後に触れることは問題なしとする。
接触ペナルティの例外として、アバターに強制設定される『尻尾』のみ触れることが可能。
尻尾に触れられた
基本的に参加者は志願した犯罪者からランダムで選ばれることとなり、誰が参加しているかを知る術はゲーム中に相手から聞き出す他ない。
だが、例外として
【配布される武器について】
運営から支給される武器は1本の『フォーク』のみである。
それ以外の武器は配信によって、自身に投げられた『投げ銭』で購入することができる。
武器は
過去に軍の払い下げ品の既製品を利用した際に、知識の有無で一方的なゲームとなったためである。
武器リストは待機区域に移動した後明かされる。
誰かに傷を負わせた、誰かを殺した武器は他の者に使用することはできない。
2人目を傷つけた瞬間に武器は爆破され、5秒間の電気ショックが行われるものとする。
2人目が死んだ場合は電気ショックではなく、腹部チップの爆発となる。
また、フィールド上に配置してある物を武器として利用することも禁止とし、破った場合も同様に電気ショックが流れるものとする。
【武器以外での殺害方法について】
接触ができない以上、肉体を使った殺人は不可能である。
だが、
この行為を『告発』と呼ぶ。
また、罪を犯していない者の場合は、告発時『無罪』という告発メッセージとなる。
告発をした
例外として
ゲーム参加時点で相手の名前は報道で非公開とされているが、被害者がどのような被害を受けたかを知っているため、罪が予想できるための措置である。
また、告発の補助情報として、参加した
【視聴者告発について】
配信の際、視聴者に罪状を言い当てられた場合、腹部チップが爆発する。
言い当てた視聴者は3000万円を獲得することができる。
しかし、告発に失敗した場合、虚偽告発罪として実刑として懲役10年を受けることとなる。
過去の配信は個人名をマスクしていない、かつペナルティがなかったため、
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