アンラッキー7+1【KAC20236】

カイエ

アンラッキー7+1

 KAC 第6回お題「アンラッキーセブン」を見て、これはもしかしてぼくが非常識なのか? と不安になりました。ひょっとしてみんなこの「アンラッキー7」という言葉にピンとくるんでしょうか。


 ぼくはきませんでした。


 ググってみると、まず出てくるのは「アンラッキーセブンの法則」というやつで、これは有名な話なので割愛するとして、次に出てくるのは国ごとのラッキーナンバーというやつでした。


 7という数字は、神による天地創造が7日だったからとか諸説ありますが、そもそも「完成」という意味もあるそうです。

 だから死んだら7×7=49、四十九日であの世に行けと言われるし、論語には49+1で五十にして天命を知っとけとか言われます。


 たしかに、人間の寿命も清潔にする以外の治療技術がなければだいたい50歳くらいらしいので、ぼくもそのくらいには完成していたいところではあります。


 ▽


 ラッキーナンバーとは縁起のいい数のことですので、そこに「Un」がつくと「幸運に恵まれるはずがうまくいかない」「期待はずれ」みたいな意味になるのでしょうか。


 そういえば「赤信号に引っかかりやすい人」とそうでない人を比較してみると、実際は有意な差はないんだそうです。


「また赤信号!」というのが頭に残る人と、「また青信号!」っていうのが頭に残る人、というだけの違いなんだそうで、同じ環境にいても心の持ちようで幸運だったり不運だったりするみたいです。


 つまり、ラッキーもアンラッキーも本当はないということなんでしょう。

 でも「ここぞ」というときにはつい期待してしまうのが人情というものです。

 そこで「ぼくは運が悪いから」などと考えると、うまくいくものもいかなくなります。


 と、ここまで書いて、文字数を数えてみると、700文字ほどでした。

 777文字ちょうどにするにはいい感じなんですが、ここはちょっと捻くれて、+1しておきましょう。

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