先輩と俺 出張版

夢水 四季

筋肉トレーニング

「先輩って、筋トレとかするんですか?」

「今はしないよ」

「じゃあ、現役の頃は、やってたんですね」

「まあ、やれって言われたらね。練習メニューにも入ってたし」

「俺も練習メニューで筋トレを入れたいんですよ」

「へえ、吉野が練習メニュー考えてるんだねぇ。僕達の頃はさねちーがやってた」

「やっぱり、そうなんですね。どんなことやってました?」

「う~ん、普通にスクワットとか懸垂かなぁ」

「ありがとうございます。スクワットはすぐ出来ますね。懸垂は鉄棒のとこに行かないとな」

「後は体幹トレーニングとか」

「ああ、良いですね! YouTubeに動画があったんで、それにしようかな」

「ちゃんと調べてて偉いねぇ」

「いえ、部長ですし、俺がやるべきかと」

「こよみん先輩は、その辺さねちーに丸投げだったなぁ。ゆづっちは参謀っぽくないしねぇ」

「結弦は皆をまとめるのが俺より上手いんで」


 寮の部屋に帰ってからも、筋肉トレーニングのメニューを考えていた。

「おっ、吉野、トレーニングメニュー考えてるんだな」

「まあ、大体は決まったかな。明日から実際にやってみようと思う」


 次の日。

「今日から筋力トレーニングもやっていこうと思う」

「何か部活っぽくなってきたな」

「まずは、下半身の筋肉を鍛えるスクワットから。20回を2セット」


「次は大胸筋を鍛える腕立て伏せ、15回を3セット」


「広背筋を鍛える懸垂。鉄棒のとこに移動して。15回を4セット」


「最後は体幹トレーニングのフロントブリッジ。説明し辛いから動画を見て。サッカー部ラインに送ってある」

 フロントブリッジとはうつ伏せになり、肘を地面について、そのまま一直線になるようにキープする運動だ。

「案外、疲れるな」

「最近までサボってたから、ちょいキツいわ」


「これを家でもやってくれると嬉しい」

「はーい」



 練習メニューも考え、更に前に進んでいくサッカー部。

 


 出張版が気になったら、ぜひ本編まで!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る