老い


漂うエイジズム

一段階明るくなった意識には恐れが滲む 


開け放った窓いっぱいに占める緑と青

なぜわたしはここにいるのか

なぜ吊られたように立っているのか

わからなかった


一年は川の様に ただ流れていくだけ

逸失した魚 取り残された土地 徐々に渇いては風化していく


私を見つめる目が増える 降り積もった埃のような土の上で 

目が見つめている 無感情に 無機質に

急かされているように感じる

物言わぬ目に 責められているような


やがてわたしが土になるのを待っているのだ


 

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