おまけep106 え、うちの妹はまじかわいいでしょ。

萌「お姉ちゃん、次はペッコリーノって言ってみて?♡」

妙「しつこいなぁ、、もう。。ペッコリーノ!」

萌「あぁん・・・かわいい・・・♡よく誘拐されずにここまで無事に育ったね・・・♡」  


 姉妹デートはまだ続いていた。妙ってたまにツンデレじゃん?ちょっと本音を暴いてみようよ。隠れたキュンが見つかるかもしれない。


 な、なんか、やたら会社でもどこでも聞き返されるから、、滑舌悪いのかなとか声小せえなって思われてるのかなとか、結構真面目に落ち込んでたんだけど、、ぱぴぷぺぽだったのか・・・。今日、萌と会うことにして良かった。。無駄に欠けていた自信が取り戻せた・・・。


「じゃあ、萌も言ってみてよ。えっと、じゃあ、ポッコンチーノって言って。」

「え~?ぽっこんちぃの♡」キュルン

「くっそかわいいなっ!!!!!!!!?」はぐぅっ!!


 うちの妹はまじかわいい。

 顔はもちろんだけど、甘えん坊なところとか、話し方とか、あとすぐくっついてくるところとか、会えないと寂しがって泣きながら電話してくるところとか、、あと、手を繋ぐとにぎにぎしてくるところとか、、あと、あと、、とにかくかわいい。姉至上主義なところが鬼かわいい。


「それ、あんまり外でやっちゃダメになりました。いいね?」

「あ~!お姉ちゃんが独占欲~!♡」

「ちがう!外でやったら危ないから!」

「お姉ちゃん、シスコン~!♡」

「それ萌でしょ!ほら、行くよ!」

「あーん、待ってよぉ。腕ください。腕を♡」


 もう、すぐどこでもくっつきたがるんだから。まじでかわいい。


 すぐ泣くし怖がりな妹だったから、こどもの頃から甘やかしすぎた。これじゃいかんと思って、割と早めに実家を出て一人暮らしをしたはいいけど、会えない分さらに甘えん坊になった気がする。


 今は、私はみちるといるし、萌もやっと好きな人ができて一緒に暮らし始めたから、一安心ってところではあるけれど、、


「もう、おねえちゃんとこのまま、どっか行っちゃいたいなぁ♡」

「そんなこと言って、香織に怒られるよ?」

「そうなんだよねぇ~。こないだ、シスコンが過ぎるってちょっと喧嘩じゃないけど、、心配させ過ぎちゃってさぁ。。捨てられるかと思って数日脈拍がおかしかった。」

「そりゃそうだよ。みちるだって私が萌ばかり構えばきっとヤキモチ妬くよ?ああ見えて闇が深いし重いし独占欲の塊だから。」*気づいていた


「でもぉ、、うちらは一生姉妹ですから。こんなにかわいくて優しくて完璧なお姉ちゃん、どこにもいないんだよ。だから私は仕方ないの。特別なの。甘えん坊で良いのー♡」

「今は良いけど、もうそろそろ大人にならなきゃダメだよ?」

「はーい。おねーたん、ちゅき♡」ぎゅぅぅぅぅ


 もう、、うちの妹は、、どうしようもない。


 どうしようもなく、、くっそかわいい。


「・・・・・・プリクラ、撮りに行く・・・?」

「え!?いいの?撮りたいっ!♡」

「あちこちに貼らないならいいよ。」

「いつも嫌がるのにどうしたのっ!?わかった。善処する!♡」


 白状してしまおう。妹がものっすぉいかわいい。


 シスコン上等なんだよ。


 みちるにはショナイでおなしゃす。


「おねーちゃん、ぱぴぷぺぽでしりとりしよ~♡」

「いいよ。」デレ

「ぱ、パンダの赤ちゃん!あ、。」

「かわいいね・・・。」デレデレ

「パン、、ぱんだまん、、ぱるすいーと?」

「しりとりのルールどんな?」

「次、ペからでいいんじゃない?」

「そ。じゃあ、ペンギン。あ、。」

「まねっこー♡」グニャングニャン


 もうホントに、、本当に・・・


 うちのお姉ちゃん、まじかわいい♡

 うちの妹、まじかわいい・・・泣

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