アムルと不思議な竜〜生贄の少女が世界を救う物語〜

風雅ありす

世界は犠牲の上に成り立っている。

 この世界は、七本の聖樹から成り立っている。


【風樹】

【炎樹】

【蒼樹】

【石樹】

【宝樹】

【白樹】

【黒樹】


 <七聖樹>と呼ばれているこの七本の聖樹には、世界の源となる七つの聖なる力が宿っており、世界の均衡を保っている。

 聖樹には、それぞれ守護聖獣がつき、聖樹を外敵から守っていると言われているが、その姿を見た者は、滅多にいない。守護聖獣は、己が認めた者の前にしか姿を現さないという。


 <七聖樹>の均衡が少しでも崩れると、世界は、破滅する。

 植物は枯れ、土地は痩せ衰え、人々は争い、世界は闇に閉ざされる。


 しかし、ここにたった一つの救いがある。


 <七聖樹>には、それらを束ねる、より強大な力を持つ聖樹がある。


 <宇宙樹>


 <宇宙樹>には、世界を浄化し、<七聖樹>の力を取り戻す力がある。

 そのためには、ひとつのが必要なのだ。


 世界が危機に瀕した時、天空に浮かぶ島<ハルディア>から白い使者が訪れる。

 使者に、純粋な心<クラヴィス>を引き渡せ。

 さすれば、世界は救われるであろう。

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